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新聞連載

2011年09月05日 00:58

漱石新聞連載小説といえば、やはり一番有名なのは「吾輩は猫である」でしょうか。
主人公を猫にし、猫の視点で人間の生活を描いた斬新な小説です。
初めて読んだ時、話しの中半辺りからマンネリ化し、だらだらと文章が続いていくという印象を持ちました。
しかも最後は、主人の残した酒を舐めて酔った猫が、水瓶に落ちて死んでしまうというもの。
何でこんな事になったのだろうかと調べてみると、こんな裏話があったようです。
漱石は、はじめ短編小説の連載という事で連載を引き受け、新聞紙上で「吾輩は猫である」を書き始めました。
そしてこれが大ヒット。
編集者から頼み込まれて連載を続ける事になりました。
元々短編の作品として考えていた漱石でしたので、途中から書くのが嫌になり、途中からは嫌々連載を続けていました。
そして、どうしたら連載を終わらせる事が出来るかと考えるようになります。
そうして出た答えが「そうか!主人公を殺してしまえばいいんだ!」というものだったのです。
そこで猫に酒を飲ませ、溺死させてしまうという強引な幕引きをすることになったというわけです。
話の中半からダレてくるのも、あっけない終わり方をするのも、こういった裏話があったから。
この「吾輩は猫である」が漱石出世作であるというのも、また面白いものです。

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