- 名前
- のぼ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 72歳
- 住所
- 大分
- 自己紹介
- じっくりとお話出来る人がいたらいいな。 お互いの事を話せて、新たにリフレッシュ出来る...
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方言丸出し
2011年07月21日 05:55
何と言うのだろう。―――それは突然現れた。マスクマンの顔をして、おどおどとした奴が、やって来た。出会いは何とも痛いのだった。――――何故って?聞きたい?
奴はうさぎだった。それも常識外のうさぎだった。一般的には知られていたのだろう。
うさぎの常識って言うのは、知っているつもりだった。ところが今までの経験と言うのだろうか?ただ常識として知っていたと思い込んでいた。が、今となってその常識が崩れて来た。半世紀も経ってである。
子供の頃に飼ったことがあるから、経験豊富な知識をひけらかした。
「まかせとけ。俺は子供の頃にはうさぎを何匹も飼っていたから、今でも育て方はバッチリよ。」還暦爺が吠えた。
「父ちゃん。抱き方わかるか?変な抱き方をすると嫌がるんだぜ。」
「おお。うさぎは耳を持つと大人しい。そんくらい分かっとる。」
「お父さん。耳は血管がいっぱいあるので、持ったら、だめですよ。」
「へぇ。うさぎち耳を持つもんかと思うとったわ。こんうさぎ耳がたれとるもんで、持つのが、ちょっとやりにくいと思うとったんよ。こう抱いたらいいじゃろ。」と犬を抱く
要領で両手で抱きしめた途端に、後ろ足でピョ~ンと跳ねた。その時に左腕に違和感がある。三つの線が赤く走る。じわりと線が膨らむ。
「いて~ぇ。」とその爪で引っ掻かれた跡を見る。
「あんた。血が出ちょるで。どうするな。」
「カットバンがあったやろうが、あれ持って来い。」
「病院行かんでもあんたいいんな。」と傷が意外に深いようなので、心配そうに言う。
「バカ言うな。こんくらいで、行かるんか。うさぎぐらいで…。」とカットバンを6枚使
って、何とか傷が隠れたが、滲んで来るのは止まらない。―――これが最初の出会いだった。
うさぎを飼った経験者としての面子が潰れた時だった。これから始まる物語。
このデジログへのコメント
> めいさん続きは毎日の生活なんですが、ご希望なら日々の生活を書きましょうか。
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