言う事、言わないこと。

聞いた話より。

「あなたの仕事遅いんだから、もうちょっと人の話聞いて仕事覚えなさい」

と新人の後輩に注意したところ、あまり効いていなかったため、新人さんの性格や会話内容を含めた、かなり厳しい叱責をしてしまい、その後気まずくなって、会話しにくくなって困ったことになってしまった人がいた。



たぶん誰にでも覚えがある程度の話だけど、思ったことをそのまま口にしすぎてしまうことは無いだろうか。

言わなくてもいい一言を言ってわざわざトラブルを呼びこんでしまう。

一方で、言わなくてはいけないことを言えなくて、やはりトラブルになってしまう。


何気にありがちなのが、その両方。
言わなくてもいいことを言い、言うべきことを言えない。


おれの場合など、男だと
「最近太ったね」と余計なことを言い
「おまえが大事だ」とは言い損ねる。
そんな具合。


休みに彼氏と一緒に過ごしたい、という女性が、彼氏に予定を聞かれて「休みは好きに過ごそうね」と遠まわしに伝えたところ、彼氏が友達を数人、自宅に呼んでしまった、なんて話もあった。
彼氏があとで「なんで機嫌悪いの？」って聞いたときに返事もできなくて、彼氏も怒ってしまった、という。


何を言って何を言うべきでないか、ってのはミスをして覚えていくものだが、萎縮して、人間関係が怖くなった、なんて話も聞くし、いまでも難しいと思う。






歩いた足跡で
ひとは
永遠に知られる。

ダコタ族の格言






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