失ったものの大切さは、失った人にしかわからない・・・！

『告白-評価☆★☆★☆』

【ストーリー】
女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、森口の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」と衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に復讐する。そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。

面白い！アメリカ映画にありがちな展開だが、話の内容、各人物の視点がものの見事に表れている。かつて、こんなタッチで描く作品は存在しただろうか？！人の命の大切さと、重さを考えさせられる作品で、『失ったものは失った人にしかわからない！』というハムラビ法典的発想は現代に共感と恐怖を与えるに違いない。