- 名前
- 厚木氏129
- 性別
- ♂
- 年齢
- 47歳
- 住所
- 福岡
- 自己紹介
- 福岡天神のマンションで一人暮らし 旅オタ。 (←最近してない ゲーオタ。 (←最近や...
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無知な自分
2011年02月22日 22:46
今日のこと。
買い物先のデパートで、いきなり人が倒れた。
ちょっと混雑しているところでたまたま視界に入っていた。
それでその瞬間を見てしまったのだ。
人が倒れる時って、意識を失って体に力が入っていないためにホントに危険な倒れ方をするだね。
まさに自由落下。
体が傾いたと思った次の瞬間に頭を床に打ちつけていた。
40~50代くらいの細身の男性。
顔が真っ白になっていて口から泡を吹いて、怖くてまともに見れなかったのでもっと若いかもしれない。
女性客がキャッ!と悲鳴を上げて驚いて後ずさりをした。
そのせいか他のお客さんも遠巻きに見ていた。
よく見たら店員も混ざっていた。
誰もが驚いているだけなのでおれが様子を見に近寄ってみたものの、おれもどうしていいかわからない。
「大丈夫ですか。意識はありますか」
返事はない。目が開いているがあらぬ方向を向いている。
「店員さん救急車呼んでください」
たしか下手に動かさないほうがいいはず。
体温を奪わないようになにかかぶせてあげるほうがよかった気がする。
吐瀉物があれば呼吸ができるように横向きがよかったはずだけど、吐瀉物はなさそう。じゃあやっぱり動かさないほうがいいのか。
それが正しいかどうかわからない。
見知らぬ人だし、なにかあったときに責任とれないから近寄らなければ良かったかも、と自分を守ろうとする弱さを感じていた。
若い店員さんが年配の店員さんを呼んできて、おれと変わってくれた。
お客さんの前なのでさすがに慌てていない。
少しは慣れてるのかもしれない。
あとは大丈夫ですから、とあまり騒がないように店員たちを散らしていた。
15分かそこらで救急隊員の人たちがやってきてストレッチャーで運んでいった。
運ばれたあと年配の店員さんに大体の状況を話した。
たぶん、おれも動揺して同じことを何度も繰り返してた気がする。
しばらくして救急隊について行った若い店員さんが戻ってきて
「もう意識は戻ってたようです。救急車で運ばれて行きましたが、普通に立って歩いていましたよ」
と、重症ではなかったような話を伝えてくれた。
その場を去ったあとで、何もできない自分が急に恥ずかしくなってしまった。
こういう時にどうすれば良かったのか、最低限のことは、学生の頃や免許を取るときなどにも習っているはずだが、ほぼ全部忘れて覚えていない。
かと言って、今先ほど覚えなおしたことも普段使うことでもないし、またきっと忘れてしまうんだろうな。
そう思うとちょっとやるせない。
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