毒親

うちの母親はひどい人でした
父が躁鬱で酒乱、暴力、度重なる浮気

私の財布の中のバイト代を酒代欲しさに父に抜き取られたときも『管理してないあんたが悪い』

逆上した父に包丁を振り回されたわたしに『家を出ていけ』と母は言いました。


家に帰りたくなくて男の家に入り浸りました
不良少年のたまり場で待っていた現実はレイプという恐ろしい現実
未遂に終わったがボロボロになった私に待っていたことは
死にたいという感情

学校に行けない
ごはんもたべられない
お風呂で毎日泣いてばかり
夜中にフラッシュバックが何度もあった


１日にセブンスター３箱くらい吸った

とことんまで汚れたらいいと思った


立ち直ったのは定時制高校
ダメでも弱虫でも受け入れてくれる場所があった

勉強じゃない勉強がそこにあった

希望を少しでも持たしてくれたのは
そのときにバイトではじめた撮影会モデルのカメラマン

馬鹿で汚い私を可愛いと言ってくれた


小さなイベント事務所に入れてくれた


私は希望を持っていた

私が汚してしまった心の落書き

消しゴムでけしたい過去

いっぱいぬりかえよう


これまでしんどかったのを頑張って生きてきたのは私


なのに親は言う


更正させたのは我々


今更親の面下げて
私のお腹の子供のことまで
口出しする嫌な親


ろくにお金も出さないのに


実は私は親を親と思っていない


確かに産んで、ご飯は与えてもらった


でも私の意見など尊重されず死ぬほど嫌なことに我慢しつづけた


今もあの親は毒を持っている


私はもう親はいないと思うことにした。


私の家族は旦那とお腹にいる子だけでいいと思うことにする。