月日の経つのは早いもので。。。

今日は、患者さんに手紙を書きました。

正確には。。。

亡くなった患者さんの奥様に。。。

ちょうどあれから一年がたつんだなあ。

二年前の夏に、自分の病気が信じられなくて。。。

「私は、どこも調子悪くないのに！これは癌じゃなくて誤診なんじゃないか？」

やたらと、突っかかってくる、おじいさんでした。

正直、「クソジジイ」でしたね。

必要な検査も、ごねまくって拒否。

治療も基本的には拒否。

何度もムカつかされましたね。

その挙句に、上記の発言。。。

「癌です。何もしなければ、死にますよ！これだけは、間違いありません！」

かなり強い語気で言い返してしまった事を、今でもハッキリ覚えています。。。

亡くなる半年前、どんどん腫瘍は大きくなってきていました。

神経を圧迫し、気道を圧迫し、さすがに本人も症状を無視できない状況に。。。

初めの半年も、何とか説得しつつ治療には取り組んできたんですけどね。

治療に対する反応も悪く、残念ながら悪化の一途でした。。。

この頃になると、セカンドオピニオンを希望されて色んな医療機関を行脚されてました。。。

帰ってくる返事はどこも同じ。。。

「治療法が確立されていない。予後は悪い。」

死を受け入れざるを得ない状況。。。

入院せざるを得ないくらい症状が強くなった頃。。。

観念したかのように言いました。。。

「先生の言ったとおりやなあ。。。」

僕は、感情的に言い返したあの言葉を思い出していました。

なんだろう？

自分を正当化するような気分がちょっぴりと。。。

とても後ろめたい気分がたっぷり。。。

医者が感情的に売り言葉に買い言葉じゃ。。。失格だなあ。。。

この患者さんは、最終的には声も出せない状況になっていきました。

そんな中、ある日の事です。

「先生には、お世話になりました。感謝しとります。」

神経が圧迫されて、しびれる手で、かろうじて書いた言葉。

何とも言えない気持ちでした。

出会って、約一年。

今更ながらに医師として、患者として、信頼関係が出来上がった時だったんだと思います。

僕は、何も言いませんでした。

いえ、何か言おうと思ったのですが、何も言葉にならなかったのが正しいですね。

言葉に困る僕を見て、患者さんは、ただただ、人差し指と親指で丸を作って微笑みかけてくれました。

それからしばらくして、疼痛緩和のためのモルヒネを使い始め。。。

彼は、一日中、傾眠状態となり、コミュニケーションは殆ど取れなくなりました。

後日、奥様から聞かせていただいたお話しでは。。。

「主人は病気一つした事無かっただけに、受け入れられなかったんですよ。でも、先生にきつく言われて。。。どんどん病気も進んで。。。やっと気づいたんですよね。あの人、頑固だから中々人の言う事聞いてくれないんですよ（笑）先生には色々無理も言ったし、色々ご迷惑かけましたね。でも、主人も感謝しておりましたのよ。本当にありがとうございました。」

彼が亡くなった後、病理解剖依頼のお話しをさせていただいた。

亡くなった方を、解剖して原因を探るというのが大きな主旨です。

僕は、自分の家族に対して、こんな話しがあったとしても今のところは拒否の気持ちが強いですね。。。正直なところ。。。

彼のご家族は、全会一致で快諾してくれました。

それから約一年。。。

ホントに長い時間たってしまったけど。。。

やっと、その時の解剖の返事が返ってきたんですよね。

正直、解剖までしたけど疑問は解けませんでした。。。

ご家族には、ありのままの結果を手紙にしたためました。

あれから一年。。。

もうそんなに経つのか。。。

そんな思いと。。。

まだ一年しか経ってないのか。。。

そんな思い。。。

色んな人と出会い、色んな人と別れました。

この一年間で、どれくらい成長できたかな？

一年前の自分から見て、今の自分はどうかな？

ちゃんと前に進んでるかな？

自分で判断するのって、難しいですね。

ただ間違いなく言えること。。。

「頑張らなくちゃ駄目だよ。」と自分に言い聞かせたいかな。

まだまだ、頑張り足りないぞ？＞俺










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＞anjeさん
おさんぽもいいけど、やっぱりＳＭＯＫＹかなあ。
昨日は、久々にストラトキャスター引っ張り出してcharのＤＶＤ見ながら研究してました。
歌いながら弾けるといいなあ（笑）

＞すぅねぇさん
今日は後輩三人連れて行ってきましたよ。
ホルモン、ホルモン、ホルモン、時々カルビ。。。
そんな感じでした（ｗ
おなかいっぱいです。
たるんだオナカを引き締めなくっちゃ（汗）