『天性とは何か・・・あなたは人より優れていることはあるだろうか？・・・』

『4分間のピアニスト-評価☆☆☆』

【ストーリー】
ピアノ教師として刑務所にやって来たクリューガー（モニカ・ブライブトロイ）は、問題児の少女・ジェニー（ハンナー・ヘルツシュプルング）が机を鍵盤代わりにして無心に指を動かす姿を見つけ、彼女の類まれなる才能を見抜く。愛に裏切られ続けたせいで全てのものに牙をむき、自分をも傷つけるジェニーを見て、彼女の才能を花開かせることこそが自分の使命だと感じたクリューガーは、所長を説得してピアノのレッスンを始める。同じ孤独を抱える2人はやがて心通わせるようになるが、卑劣な陰謀が2人を苦しめる。コンテスト決勝を数日後に控え、ジェニーは暴力事件を起こしてしまい、ピアノを禁止されてしまい、そしてクリューガーまでも解雇されてしまう…。シューマン、モーツァルトなどクラシックの名曲にのせて、生きる希望を見失った天才ピアニストと女性教師が共に人生の輝きを見出すまでを描いた感動作。

映画全体は刑務所という特殊な環境のため重い雰囲気だが、強く秘めた何かを持っている。
ピアノ教師のモニカの過去の若き思い出と、現在に生きるハンナの若さが過去と未来を結びつける。
ラストシーンのピアノ演奏は迫力満点！圧巻されるだろう。
音楽がすきなら見て損のない作品。
この映画を通して、『神が与えた天性は・・・持ち主は・・・』それに応える人生が用意されているのではないだろうか？！