林　威助　頑張って！！

「Ｔシャツとバットの赤いラインは、燃える男のしるし。林が沖縄の青空に、心地よい打球音を響かせた。

　「まだ初日なので徐々に体も動いてくると思います。自分がどれくらいの調子か試しながら、上げていきます」

　フリー打撃開始から９球目に、４５度の美しい放物線。右翼席に“宜野座１号”を突き刺した。バットは実戦用の９００グラムより２０～３０グラム重いトレーニング用だったが、サク越え９本目は右翼中段の看板直撃の推定１１５メートル弾。そこから３連発も披露。すべて右翼方向ながら、７６スイングで１３本のアーチを架けた。

　２月１日、し烈な外野の定位置争いがスタート。並んでケージに入った桜井、新助っ人のマートンが有力視されるが、左の大砲も黙ってはいない。順調な仕上がりを一足早く証明。屋外練習後は、最後までウエートルームに残り、強い意気込みを態度で示した。

　「去年の後半からいい感じになってきた。すぐ試合も始まるし、紅白戦でも結果を出したい」

　不振に悩んだ昨季終盤、コーチ陣の助言もあってバットの出し方を修正。同時に右足を踏み込む際に、重心が体の外に逃げないように徹底的に意識した。「内からボールを捕まえる感じ。我慢して回転できれば強い打球が打てるし、つまっても飛んでいく」。オフは有言実行の無休で、故郷・台湾で年末年始も打撃練習を継続。つかんだコツを放さなかった。

　「やっぱり自分に負けないこと。自分がどれだけできるか、信頼してもらえるようにアピールしていきたい」

　信念を持って己を磨き、競争を勝ち抜く。生え抜きの大砲が、２０１０年打線の欠かせないピースになる。」


林ちゃん、期待してます！
今年も「勝ててよかたです。打ててよかたです」という片言のヒーローインタビューを聞かせてくださいね！(*^o^*)