- 名前
- カオル
- 性別
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- 年齢
- 41歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- 流れに抗わぬまま ただ惰性に溺れ 人生に揺蕩う 眠れぬ宵に 現の伽を想い 閨所に独り...
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伝道 05 八正道
2009年12月29日 00:49
師走にはお坊さんが走るそうです。伝道の続きです。
走っていると時には躓いてしまいます。痛いです。
八正道です。文字通り、八つの正しい道。正しい行いとか、正しい言葉とか、正しい考え方とか。
でもじゃあ、正しいって何だ?
お釈迦様の教えがそうだって話なんですが。
そこでその解釈の相違とか方便とか訳し間違いとか偽経とかを交えつつ今に至っているので、どれが正しいのかってのはよくわかりません。時の流れに無常を感じつつ、わからないという今を諦めます。私は研究者ではないし。
話が逸れます。
議論や研究も結構ですが、各人が信じるに足るものがあればとりあえずいいかなぁなんて。沢山の宗派宗教思想哲学があるんだから、自分が納得できる教えに出逢いたいものです。
輪廻を繰り返して仏になろうって思える人は今に耐えられるだろうし、阿弥陀さんの請願に期待してれば救いを待てるだろうし、観仏まで踏み込んだ人は仏様に会えるだろうし、如来蔵ならみな仏です。
例えば諸行無常の一語からでも、何か感じるものがあればいいかなと。仏教にどっぷり浸かって生きていく人なんて、そう多くはないだろうから。
考え方は様々ですが、言葉や思想には拘りません。拘らないということも気にしません。自然体というやつですかね。
戻しましょう。
八正道です。
中道です。
たとえば。
野球選手になろうと思ったら、野球の練習をしなければいけません。どれほど野球理論を知っていても、理屈だけでプロ野球選手にはなれません。
レシピだけ知っていても、美味しいご飯が作れるとは限りません。作ってみても、何度も練習しないとイメージ通りの味にはならないかもしれません。
八正道は、仏様に成る為のトレーニングメニューといったところでしょうか。
子供が野球選手に憧れて、とりあえず拙いながらも素振りやキャッチボールをやってみるように。
とりあえず、仏様のように考え、仏様のように振る舞ってみればいいんです。それが簡単にできれば苦労はないわけですけど。
お釈迦様がどういう経緯で正しさに辿り着いたにせよ、今を生きる私たちが全く同じ道を歩めるわけではありません。お釈迦様を含めた当時の修行者達のように、生きる糧を得る為の労働を必要とせずに思案に耽っていられるというのは、生物として極めて特殊な環境です。子供とかニートとか。
日々のご飯のために働く人々はそうはいきません。会社の業績を上げようとしたり、より良い品を造ろうとしたり、顧客の新規開拓に奮闘したり、営業トークで旨いことを言ってみたり云々。
お釈迦様はそれを煩悩と言うでしょうかね。でもそれはそれで。この時代、この国に生まれてしまったという現実には抗えません。四苦で生です。
そんな今という時間の中で、何ができるのか。当時では具体例を挙げようもない今の時代の正しい道。それを歩みましょう。
じゃあ、正しいって何だ?
いけません、堂々巡りです。
何はともあれ。
中道ですよ。
好い加減。
いい加減に、そろそろ落としたいですね。
このデジログへのコメント
無理のない自分に都合の良い部分だけを掻い摘んでるσ(・∀・;)
ま、現在を楽しく生きるためにはね♪
道諦で中道だとは前回触れたとおりですね。触れただけでしたけど。
私自身が抱えている思想が小乗だろうと何だろうと、万人に公開している段階で既に私だけの船ではないのですよ。
なんてね。
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