- 名前
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- しばらく山にこもったような暮らしをしてました。そうしたら友人も話をする人も居なくなっ...
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フランス映画って。(更新しました)
2006年05月27日 03:01
ある人にフランス映画こんなのが面白いよー!って話をしようかとおもったのだけど。よく考えてみたらそんなに見てないんだこれが。
十年前には毎日三本づつ映画見てたのに何みてたんだろう?ちょっと思い出しながら書いてみます。
今回は独り言です。はい。
まずはヌーベルバーグ。ゴダールの映画。でもね、ゴダールって凄い。かっこいい。神様。刺激的。けどどれが一番すきかって言われると分からないんだわ。ゴダール自身の日記のように思えるので「映画」としては見てないのかもねえ。
ああ、昔の「男と女のいる舗道」「男性・女性」あたりが好きかな。
ある人が言っていた。本当に切実なものがあるかどうかが問題だと。今ここで叫ばなければ狂ってしまうほどの切実さ。それがないなら撮る意味がないのだと僕も考える。
アランレネ、デュラス、ブレッソン変な映画監督ばかりだな。こんなこと書くとおこられるんだよな、ルノワールはどうした、誰それはどうしたって。だって見てないんだもん。
いろいろ見て印象に残ってる場面もちゃんとあるんだけど自分の魂に響いたかというとそうでもない。
レオス・カラックスの「汚れた血」「ポンヌフの恋人」は好き。いい映画ではないかもしれないけど。僕の心に届くものがある。さっきの切実さの点でみるなら、やはり日本映画のほうが僕の中にはリアルに届くみたい。フランス映画はほんとに映画としては素晴らしい!芸術的な粋にあったと思う。けどね、僕、墓の中に持って入りたいのは違うものだねえ
やばい!フランス映画薦めようと思ってるのに違う考えが出てきちゃった。昔好きだったころって単なる気取った映画ファンだったのね、きっと。
映画のよしあしを方法論や技術で考えすぎていたようだね。心にどれだけ届いたか、って当たり前の見方をやっと思いだしたのかもしれないなあ。
オタクだったのね。
山に篭もったかいがあったのかな。
なんかバラバラだ、まとまらないので、後で更新します。ごめんなさい。
のぞみさん、石井聰互監督もそう、やっぱり昔の映画のほうがいいんですよね。心に届く何か、があるですよね じゃあ何か、とは何?
考えまーす。
で、続き。
つまる所、自分の今の暮らしや考え方と何らかの接点が無いと、どんなに良くできていても共感はできない。似た境遇にない人の行動や感情が、ぼんやりとしか感じられないのと同じで。TVのニュースで見知らぬ人が泣き叫んでいても、お話のない映画みたいにしか見えないように。
僕がフランス映画にあこがれた頃、僕がまだ「大人になる」という事に夢を持っていて、世界を知恵で解き明かしたり、人が歳をとるうちに向上できたり、おしゃれで知的で運命に彩られた異性と恋に落ちたり、自分が作家になったりといった若さゆえの夢があったからこそあこがれたのかな、と思う。
歳をとり、人や世界や自分に対して見方が変わったときには映画の見方も価値も変わる、それだけのことだよね。だからこそ年寄りになってもなお魅力にあふれたいくつかの映画は、凄くいいね。
今の今、ざっと頭に浮かぶ映画(明日にはまた変わるけど)。
タルコフスキー監督「鏡」「ソラリス」「ストーカー」
ヴェンダース監督「ベルリン天使の詩」
押井守監督「ビューティフルドリーマー」
岩井俊二「リリィシュシュのすべて」
かなあ。今はね。疲れたような映画ばかりだけども。
でもまあ、おしゃれで知的で複雑な人生に彩られた女性との運命的な逃避行とか、まだ微かに未練が残ってるらしくて、やれやれです。
このデジログへのコメント
汚れた血、大好きです。タルコフスキーも。。
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