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野分
2009年10月08日 03:44
野分(のわけ)
日本では、古くは野の草を吹いて分けるところから、野分(のわき、のわけ)といい、11世紀初頭の『枕草子』『源氏物語』などにもその表現を見ることが出来る。その後、明治時代頃から颶風(ぐふう)と呼ばれるようになった。
現在の台風という名は、1956年の同音の漢字による書きかえの制定にともなって、颱風と書かれていたのが台風と書かれるようになったものであるが、その由来には諸説がある。主な説としては、以下のものが挙げられる。
1.ギリシャ神話に登場する恐ろしく巨大な怪物テュポン(τυφων,Typhon)に由来する「typhoon」から「颱風」となった。
2.アラビア語で、嵐を意味する「tufan」が東洋に伝わり、「颱風」となった。また、英語では「typhoon」(タイフーン)となった。
3.中国福建と台湾閩南語、台湾語のほうからやってくる強い風を風篩(風颱、白話字:Hong-thai)と言い、それが日本に輸入された。
4.中国広東省で、激しい風のことを大風(タイフン)といい、その後、西洋に伝わり、ギリシャ神話のテュポンの影響でギリシャ式の"typhoon"というつづりで書かれるようになり、東洋に逆輸入され「颱風」となった。
5.沖縄(当時は琉球)でつくられた言葉とする説:久米村の気象学者蔡温の造語であるといわれる。
英語の「typhoon」は、古くは「touffon」と綴り、16世紀には文献に登場しているため、中国語の「大風」が由来とする説は不自然とされており、アラビア語起源、ギリシャ語起源の二つの説が有力である。
(以上、ウィキペディアの『台風』の項より引用)
非常に強い台風18号、今朝未明には紀伊半島から東海地方に上陸するらしいですね。関東でも今は大荒れです。
「台風」を古来、「野分」といった、と高校の古典の時間に習い、それ時その語感に痺れました。まさに「野の草を吹いて分ける」様が目に浮かぶじゃありませんか。
それに比べ「台風」はその由来が神話の中の怪物だったり、単に「大風」を表す言葉だったりでちょっと即物的。
我がご先祖様たちは何て優れた言葉センスをお持ちだったのか、と感じ入る次第です。
まさに言霊を感じながら生活しておられたのかも。
こうした豊かな感覚、取り戻したい、また子供達にも伝えたいものです。
皆様、野分には十分ご注意ください。ご無事で。
このデジログへのコメント
野分って台風のことだったんですか!
野を分けるくらい強い風と習った記憶が。
記憶違いだったかな?
へ~知らなかった…
覚えておこう!
野分で学校は休校になったよ~
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