9/12ヨガ教室　O西くんの思惑

一同は部屋に入っていった。

Ａ氏は「あとひとり、Ａ団体会員のO西くんが来るよ。少し遅れると言ってたけど、さっき電話があってもう目前らしい」と話した。

O西くん・・・あの二十歳の男性か。時々支部で姿を見かける。
去年Ａ氏と知り合い会員になったらしい。

聞くところによると、入会してから旧団体で起こった傷害事件の話をほかから聞き、ひぇ～＠＠と驚いてＡ氏に「やめようかと思っている」と相談したところ…
Ａ氏に『何言ってんだ。♪うわさを信じちゃいけないよ～だよ。現在の会の状態・会の人達を見て自分で判断しろ。現在で判断してからやめたっていいじゃないか』と諭され、
現在は心配ないと踏んでとどまったというエピソードがある。

『今日の日のこともO西に話したら、加害者の弟さんも来るの、ひえ～＠＠、でもＡ氏もほかの人もいるし大丈夫ですよね、だとさ。よく、ひえ～＠＠という子だ』と笑いながら付け加えた。

K野さんはさびしそうに微笑んで言った。
「そりゃそうでしょう。そのO西さんという人は旧団体とは縁のないまるっきりの新しい人だもん。大抵ひえ～と思いますよ。例外はこちらのゆりさんくらいでしょう」と。
（私は特殊人間か・・；）


と思っていると、和室の格子戸をがらがらと空ける音が聞こえ「遅くなってすみません」と声が聞こえた。O西くんだ。

O西くんが一例しながら入ってきた。

Ａ氏は『これで全員そろったね。お初の人も知り合いもいるけど軽く自己紹介しようか。』と促した。


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