人間失格

労働と結婚、この２つのうち、どちらかがちゃんと出来てれば、人間失格ではありません。

私は、この年になっても、どちらも全然出来ません。
世の中には、一人で両方こなしてしまう人もいます。
そういう人が、私に片方くれればいいのに。

結婚に関しては、姫野カオルコという人が、「どうしてみんな結婚してゆくのだろう？」という本を出している。
皆が普通にしていることが、自分にはどうしても出来ないという疎外感！ま、結婚に限らずだけど。

でも、姫野カオルコは、そんな思いを本に書いて、それで生計を立てているから、結婚までは出来なくても、それでいいのだ。私には、そんな才能もない。

いや、労働も結婚も出来なくても、大金持ちの家の子で、別に食べるのには困らないというのなら、両方出来なくても別にいい。ところが、私は家が大金持ちどころか、父はとっくの昔に死んじゃって、母のスネはしゃぶり尽くしてしまった。なのに、両方出来ないままだ。だから困るんである。

必要最低限の生活するだけならお金はいらなくて、それ以上に、ちょっと贅沢したいだとか、趣味に関するお金だけ稼げばいいという世の中だったら、どんなにかいいだろう？趣味に関するお金だけ稼げばいいというのなら、私にだって出来そうである。いや、昔、今とは環境が違い、ほとんど趣味に関するお金だけ稼げばよかった頃は、私にだって出来ていたのだ。それが、今ではガラリと環境が変わってしまい、必要最低限の生活費まで自分で調達しなければいけなくなってしまったから、苦しいんである。

最後に、私の心の師匠、鶴見　済氏が、自分のブログですごくいいこと書いてるんで、紹介しておく。

http://tsurumitext.seesaa.net/