疫病神

皆様明けましておめでとうございます。昨年9月に始まった私のデジ暦、今4ヶ月弱ですが、沢山のフレンドさんを得、実りあるものになったと喜んでおります。何度もログに記しましたが、出会い系でありながら心通う友人が出来る、ここは不思議なサイトです。皆様今年もよろしくお願いします。

　さて、新年早々ですが私の出来事をひとつ。近所の神社まで家族で初詣に行くためにマンションを出て歩き出すと、駐車場までの道すがら、マンションの構内で中学生くらいの女の子二人、続いて40代くらいの中年のおっさんとすれ違いました。この三人。女の子二人は生気のない目をしてふらふらと歩き、若者らしい元気さも勢いもゼロ。そして中年のおっさんは･･･ まるで新年の希望ゼロと言いたげな陰鬱そのものの風貌と表情。こんなこと、私の住むマンションでは普段経験しないことです。どうして元旦に･･･と考えながら歩き、駐車場で車に乗って神社へ。その道中、信号待ちで前に止まった軽自動車の運転席に座っていた兄ちゃんが火のついたまま煙草をポイ捨て。嗚呼。これら四人が我が新年の運勢を暗示することありき哉･･･。

　私は縁起を担ぐこともしませんし、運命論者でもありません。しかし、元旦から見かけた人が四人続けてガクッと来るタイプの人たちであったことは幸先の良い新年のスタートではありませんでした。疫病神という言葉がありますが、思わずそれを思い浮かべたものです。

　おいおい･･･と思いながら運転しましたが、後で考えたこと。自分は果たして、人様にそういう印象を与えていないか? 疫病神と思われ、縁起でもないと忌み嫌われる存在になっていないか?新年早々すれ違った四人の疫病神たちは、私を戒めるためにその姿を現したのではないのか。

　考えれば中学生らしい女の子二人は後から歩く父親に連れられ初詣に行き、人波に揉まれて疲れ果てて帰宅したところだったのかも知れません。ポイ捨ての兄ちゃんは厄除けのつもりで煙草を捨てたのかも知れません。事情を知らない私が彼らを疫病神と断ずるのは不遜ではないのか。そう思いました。

　
　と、自省したところで女房が告げる。下の子の元気がない。手を当ててみると発熱している。熱が高く、咳が止まらないので救急病院に連れて行く破目に。うーむ。あの四人、やはり疫病神だったか･･･