挫折（続き）

前回のログは今回のための引用だったのですが、長すぎてまずはそれだけで1回分にしました。
で、今回が本題です。ですので更新間隔短めなのです。


さて、私にも挫折の経験があります。
それはもう、まさしく身体が真っ二つになるほどの絶望を伴った挫折が。


何かの契機があってそうなったわけではありません。

ただある時、気付いてしまったんです。
自分がどうしようもなく凡人であることに。
創作の才能が欠片もなく、人の模倣しかできないことに。

言葉で言うと簡単なのですが、それを実感として思い知った時、本当に目の前が真っ暗になりました。

多くの人は自分は特別ではないということを知っていると思います。
が、それは知識であって、実感ではありません。
案外、心のどこかで何かを期待していたり、プライドがあったりするものです。

しかし、その全てが否定されたとしたらどうでしょう？

自分は人の真似をすることしかできない。
自分が何かを生み出すことはない。
自分が主人公になることは、絶対にない。

今の世の中には光り輝く物語が溢れています。
そいうものに囲まれ、憧れ、しかし自分は絶対にその舞台に立つことが叶わない。
希望をもつことすらできない。

この絶望たるや、とても言葉で語りつくせるものではありません。

これは似たような経験のある人ではないと分からないことだと思います。
しかし、これを経験せずに済むならそれは幸せなことなのです。
経験してしまったら最後、死ぬまでこの言いようがない挫折感に囚われることになりますから。

が、人生は続いていくわけでして、悲嘆にくれているだけではどうしようもないわけでして。
せめて自分にやれることはやろうと、なけなしの意地で粘っている現状です。

もうまもなく人生で何回目かの岐路がやってきます。
それに先立って今一度自分の凡庸さを噛みしめ、ここに自分の今を記してみました。

もっとも半分くらいは現実逃避を兼ねてですが（笑）