「いい女」に即変身♪

カミさんも娘もプリクラが好き。ふたりで外出すると、必ずといっていいほどゲーセンで記念撮影です。よく飽きないものだと感心していたら「ムカシのとは違うよ～♪」と娘。で、最新作を見せてもらったら、ふたりとも見事に少女マンガの主人公風になっていて、ヒトミぱっちりのウルウル状態だからビックリ。ブーム再燃を願うプリクラ業者の苦肉の策だと思われますが、眼の部分だけを拡大して強調させる手口は、どう考えても詐欺に近い行為。でも、ふたりとも被害に嘆くどころか嬉々としているのだから、私は開いた口がふさがりません。というわけで、オイシイ思いをカミさんと娘にさせておくだけでは面白くないので、私も大変身。「AVATAR MAKER（アバターメーカー）」を利用し、おメメぱっちりの似顔絵を作成することにしたのであります。

　味も素っ気もないテキスト文字だけでやり取りしていたネットの世界が進化し、直接、ビジュアルな「絵」や「画像」をやり取り出来るようになると、さまざまなコミュニティで「自分の分身であるキャラ」が大流行。たとえば掲示板にカキコするときなど、「それがしは権兵衛でござる」風な文字だけのニックネームより、マンガチックなイラストで個性を表現した「似顔絵」を載せたほうが、はるかに印象も良く、お互いに打ち解けやすくなるから、「絵」の威力は絶大です。

　その「絵」のことをネット用語で「avatar（アバター）」。神や仏の「化身」を意味するサンスクリット語の「アヴァターラ（avataara）」が語源なのだそうです。で、作成するシステムのことを「アバターメーカー」、略して「アバメカ」。今回利用する「アバメカ」は、ネット回線をつないだまま、Webサイト上で「アバター」を作成（無料）するお気楽方式なので、専用のソフトをダウンロードする必要はありません。

　さて実際の作成です。利用する「アバメカ」に操作手順は記載されていませんが、お正月の遊び「福笑い」を目隠しなしでやるようなモノだから操作は実に簡単。要するに、すでに用意されている「輪郭」「目」「眉毛」といった各パーツを、ほどよく配置していくだけのこと。もっとも、実物よりも良くなるか悪くなるかは、多少の手練手管が必要になるから、「オカメ」あるいは「ヒョットコ」にしたくない方は真剣に取り組まねばなりません。

　水もしたたる「いい女」「いい男」が完成したら、あとはニンマリとしながら合成されたアバターを右クリック「名前を付けて保存」しておくだけ。デジのプロフィール画面として登録してもいいし、メールにワンポイントとして貼り込んでもいいですね。もちろん、効果は抜群。ちょっとだけ距離のあったネット友だちとの間柄が、急に親密になるかもしれません。ただし、あまりにも現実と乖離し過ぎていると逆に反感を持たれる恐れもあるから、要注意。「いい女」「いい男」も、ほどほどが肝心です。

▼アバターメーカー　アバター・似顔絵を無料で作成
　http://www.avatar-maker.info/am_01/index.html

画面を開くと左上の2重ラインの四角がプレビューで、右側に並んでいる各操作の結果が表示されることになります。今のところ「ヘルプ」はないようなので、自力で頑張る必要あり。とはいえ、操作はとても簡単です。

左上は私が作ったアバターです、髪型は女性のものしかないので適当にくっつけました、見事なオカマの出来上がりでしょう。