暗闇でDance!

高一の夏。中学の時通っていた塾が同じ女の子と待ち合たことがあった。中学のときの親友ととても仲のよかった女の子で、俺は嫉妬してたのかもしれない。さほど好きでもないのに彼女を電話で呼び出した。

そして、お茶した後「歩こう」と暗い夜道に誘い出した。彼女は無邪気に、一緒に歩いてきた。誰も通らないようなところに彼女を引きずり込み、キスをした。最初は強引に。徐々にリラックスしてきたのか、何とか彼女の舌に接触する。絡み合うほどには、彼女も余裕がなかった。流れで、胸をまさぐり、ブラをはずし、そして小さな乳首をなめた。あそこをまさぐりながら我慢できなくなった俺は、ホテルに誘った。口に出しては見たが無理だろうという気持ちもあった。面識があるとはいえ会ったその日に、ってことはないだろうと。しかも最悪なことに財布は空っぽだった。彼女の答えはYesだった。

その日はそこまでで、次の約束をした。翌週の日曜日映画を見に行くことにした。早朝会った彼女は制服姿とは違って、バレリーナのようだった。たとえがおかしいけど、バレリーナのような靴を履いて、滅法頑張ったんだろうなというくらいのおめかしをしてきた彼女を見て、俺はあろうことか吐き気を催した。その日は適当にデートして何もなく別れた。その後は連絡を取り合うこともなかった。

「俺はひどい男だろうか？」と後々何度か罪の意識にさいなまれた。