- 名前
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写真講座 ~花編
2008年06月16日 23:33
花をきれいに撮るには?という質問もいただいていました
一応メールでもお答えしたのですが、やはり文字数制限があってちゃんと説明し切れていないような気がするので、改めてここに書きます
重複する部分もあるかとは思いますが、少し我慢してください
説明をする前に簡単な写真用語の説明をします
必要なことなので、飛ばさずに読んでください
写真を撮るときの絞り値と被写界深度の関係は、絞り値が大きいほど深く、小さいほど浅い
つまり、絞りを大きくする(絞り込む)と近くから遠くまでピントが合い、小さくする(開放する)とごく狭い範囲にしかピントが合わないということです
そして、レンズの焦点距離と被写界深度の関係は、焦点距離が短いと深く、長いと浅くなります
さて、花を撮るときに重要なのはなによりもピントの位置と前景、背景の処理です
花だけをきれいに撮りたいのですから、前や後ろにあるものは写らなくてもいいのですが、なかなかそういうわけにはいきません
だから、できる限り被写界深度を浅くして前や後ろにあるものにピントが合わないようにしてぼかしてやりたいものです
ですから、カメラの焦点距離を長くして絞りを開放することが必要になるわけです
コンパクト機では撮影モードを「マクロモード」や「花を撮影する専用モード」などに変えることによって、絞り値を開放にして撮影しようとするように設定をしているわけです
そしてもうひとつ大事なのは、人間というものはどうしても被写体を画面の中心に持ってこようとするものだということ
そうすると、縦位置で花を撮った場合に上側に大きなスペースができてしまいます
そうならないように、まずはレンズの中心で花のしべのところにピントが来るようにシャッターを半押ししておいて、そのまま花が画面の上側に来るよう(上側に無駄なスペースを残さないよう)にカメラを動かし、シャッターを押す
こうすることで、花のしべにしっかりピントが合ったまま、花は画面全体にきれいに収まるというわけです
このとき、絶対にカメラと花との距離を変えてはいけません
せっかくシャッターを半押ししたことで花にピントを合わせたことがまったく徒労に終わってしまうからです
これは、人物を撮るときでも同じで、いわゆる「日の丸」写真にならないようにちょっとした工夫をしてあげることで、今までとは全然違う写真になるということを覚えておきましょう
今日の画像は、2004年の春にNikonのコンパクト機で撮ったヤグルマギクの写真です
古い300万画素のカメラですから、画像がちょっとざらついて見えますけれども、コンパクト機でも、この程度には撮れるのですよという参考にはなるかなと・・・
人物もお花もきれいに撮ってあげたいですよね(^○^)
このデジログへのコメント
きれいに撮れてますね!
できるかわかりませんが、参考にしてみます^^
アドバイスありがとうございました。
自分の形を見つけたいと思います。
写真、素敵ですね^^
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