美しい日本語

わたし、「こんにちわ」「こんばんわ」っていうのだいっきらいなんですよ。
「こんにちは」「こんばんは」だろ！って。
メールとかメッセージ、チャット、日記、blog、いろんなところで普通の人の文章を目にする機会が増えた昨今ですが、出だしでこれだともう萎え萎え。
「こんにちゎ」「こんばんゎ」なんてのは論外です。
もちろん私たちの世代だって、昔からある日本語とは違った言葉の使い方をしたり、新しい言葉で会話したり、変な略語が流行ったりしましたが。
間違っていることを知らないで使っているのと、わざと使っているのとって、すごく大きな差があると思うんですわ。
ええ、私自身も正しい日本語、美しい日本語を使えている自信はありませんがね。
以前にお世話になっていた某出版社の某誌の編集長は、非常に巧みに日本語を操って文章を作り出していく一方で、普段のメールでは仕事に関することでも２ちゃん語を交えてくるという、あえての言葉遊びの上手な人でした。

いっぽう、先日、某出版社でたまたま会ったライターさんは、「確執」を「かくしゅう」と大きな声でおっしゃっておりまして。
一瞬わたしが間違えて「かくしつ」と覚えているのかとドキドキいたしました。
ま、誰にでもそういった覚えまつがいはあるもんですけどね。
たぶん、あの人があの本のゴーストさんなんだろうけど、売れてるのかなぁ。

いやしかし、最近、生理前でイラついているっていうのに、さらにイライラを増加させてくれる方がたくさんいて、喜ばしい限りです。
こうして忍耐力というのは培われていくんだな、と。

ま、「こんにちわ」の挨拶と誤字脱字の嵐でメッセージを送ってきたアホにオークションで詐欺まがいのことをされてもめておりまして。
そのやりとりでもいちいちいちいちイライライライラしている私でありました。

はー。
人のふり見て我がふり直そっと。
心の広い大きな人間になりたいものだわ。