私の息子に生まれてくれて　ありがとう

二か月前　私が転職した店が　今日オープンします　研修期間は

本当につらかった　精神的にも　肉体的にも戦いだった　やっと

ここまでこぎつけた　途中で何度やめようかと思ったことやら　

　今日から勤務時間も少し長くなり30分早くなる　ますます朝が

忙しくなりそう　天気予報は晴れ　絶好の　オープン日より　お客

もかなり来てくれそうだ　24時間眠らない店が始まる　

　実は前も同じような職種だったのだが　やめると息子に話した時

なぜか息子は反対した　七歳の子にどこまで理由を話してわかって

もらえるのかわからないので　仕事が大変だからと話した　でも　

今度の仕事のほうがもっとハードになり　帰宅したら　倒れこんで

いる　母の姿を見て　気遣ってくれていた　

　仕事着が　私服から　スーツになった　彼はちょっと　うれしそ

うだった　かっこいいといってくれた　毎日　放課後保育にいって

いるのだが　いつもお迎えが一番最後になってしまう　ひとり心細

いのだろう　迎えに行くと　いつも遅いって怒っている　

　彼には相当我慢と　さみしい思いをさせている　だから　わがま

まも　増えてきているが　仕方無いなあっと思っている　母との関

わる時間が少なすぎると非難されたこともあった　

　しかし　母の働くすがたを見てきているので　彼はきっとわかっ

てくれていると思う　というか　わかってほしいなあと思う　

　今日まで二カ月研修を乗りきってこられたのも彼がいてくれた

おかげ　本当にありがとう　母の戦いは　また今日から新しく

始まります　いろんな辛いこともあると思うが二人で乗りきって

いきたいなって　思っている