当直中

今の勤務先について初の当直となりました。

これまで居た救急病院と違ってかけ離れている今の病院。

これまでは受診は救急車だろうが外来だろうが、すべてを受ける所ばかりを回ってきた。今度はその真逆。受ける患者を選ばないと患者さんの方が最終的に困るという具合の病院。

さてよく患者のタライ回しが事件になりますが、受けてから見ると『なぜに普段かかりつけを作っていないのか』が疑問視されます。
それこそ普段病気にならないんであれば仕方がない…とはならないんですよ。もう時代がそういうことでは済まなくなっているんですよね。

話がずれた。

今の病院は救急は受けれない。
理由はいろいろあるんだけど、まず救急施設ではないから輸血も速攻でできない。血液のストックが病院にないのだ。
少々辺鄙なところにあるのは自覚しているも外科の先生に血液のストックがないと大変ですね…なんて話を振ると、真顔でその苦心具合を語ってくれた。すぐにでも輸血をしたいのに4時間もかかったことがあったとかなんとか。それならもう他の病院に送ったほうがい早いし確実だ。
続いて内科・外科スタッフが少ない。もういい加減メディアでも囁かられているけど医師の都会への集中化は現場にいるものとしては凄まじいものを感じる。
入院患者さんですでにクタクタになっていらっしゃる特に目立つのは整形外科の先生の邁進ぶりですね。体力が続くこと続くこと。でもやはり休みたいのが心情だろうなと…心中お察ししている今日この頃です。

幸いに僕の専門の方たちが今のところ来てるので…入院もさせたしね。
明日の朝までまだまだ時間があるからね。気を引きしめて参ろうかね。