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農薬入り餃子に見る食糧問題 その3
2008年03月08日 00:39
海外へと安い労働力を求めたメーカー。
(安い労働力を求めたのは、食料品関係だけでなく工業系メーカーもそうですが・・・。)
その結果として、食の安全性・生産性が犠牲になってきたんじゃないでしょうか?
安全性の面で言えば、日本国内で確保できた品質を、海外でも安易に求めた結果として、安全性・品質の低下を招いた。
どういう事かと言えば、日本国内で確保できる品質というものは、日本人だから確保できると言うことです。
それと同等なものを、諸外国に求めるという事は無理があるという事なのです。
これは、単に能力が劣るということではなく、国民性・お国柄というものなのです。
安い賃金で、その賃金以上に求められるものを、義理人情の様な意志で遂行するのは、日本人くらいしか居ません。
別の言い方をすれば、自主的に品質向上・生産性の向上を目指して、賃金との対価を求めずに実行するのは、日本の国民性なのです。
俗に、日本人は勤勉だと言われる所以ですね?
この国民性が、今日の「メイド・イン・ジャパン」を築き上げ、世界でもトップクラスを維持してきたのです。
しかし、国が豊かになり賃金が上昇すると、企業は安い労働力を海外に求め始めました。
日本人と同じ能力は求められるという前提で、賃金だけが安いという錯覚にも似た認識の元・・・。
確かに、賃金は安いですが日本と同じ国民性を求める、もしくは押しつけるというのはそもそも無理があるのです。
勤勉な日本の国民性が、企業にそう錯覚させたのかもしれませんね?
しかし、現実はそうではなかった・・・。
日本の企業と現地の労働者との温度差が生じてしまった結果になったのではないでしょうか?
また、日本が豊かになって、何でも輸入して確保できるようになった事により、まるで国内で確保できている。という錯覚にも陥ったのではないでしょうか?
この事によって、農家の重要性を忘れ、農家に対する価値観が下がった結果、気付かないうちに農業人口が減少していた。という結果を招いた。
農家だけでなく、水産業もそうです。
要するに、俗に第一次産業と言われる業種が軽んじられる風潮が社会に広がり、いつしかその重要性が忘れられた結果、企業の海外進出を加速させた。という結果になったのではないでしょうか?
人間にとって一番大切な「食べる」という事なのに・・・。
続く。
海衣さん
もし、海外との関係が悪化し、過去の日本みたいに国際社会から孤立して経済封鎖された場合、日本は飢饉になるでしょうね?北朝鮮のように・・・。
恐ろしい事です。
Reyさん
ちょっとこむずかしい話になったけど、要は日本自体には実際食糧がない。という事なんです。
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