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愛玩王子
2008年02月21日 22:13
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<ブック批評>「愛玩王子 ~白の怪盗」 王子と女子高生の微妙な関係 もどかしさに感情移入
2月21日20時30分配信毎日新聞
魔界の王子と王女子高生の微妙な関係を描く「愛玩王子」
元気だけど基本的には平凡な女子高生、月森比奈。そんな彼女の飼い犬がほえていたのは、ミニチュアサイズの男の子。何と彼は、とある事情があって人間の世界にやってきた魔界の王子様だった!? その時から比奈と王子の冒険と微妙な関係の物語が始まるの……。恋に奥手な比奈のせいで、いまいち二人の関係は接近しないのであった。
第1回小学館ライトノベル大賞でルルル賞を受賞したこの作品の最大の魅力は、くっつきそうでくっつかない、比奈と王子のビミョーな距離感にある。
第三者として物語を追っている読者からすると、いまいち自分の気持ちが分からない比奈にも、積極的に愛をささやかない王子にももどかしい思いを感じるのだが、そうした登場人物たちの行動は「年ごろの少年少女」らしくて感情移入もしやすいから、楽しんで読むことができる。
そしていよいよ、この3巻になって比奈と王子の微妙な恋模様に思わぬ障害が発生することになる。比奈と「鈴木王子」として比奈の学校に通っている王子のクラスメートの白川優が、学園祭の準備をきっかけに比奈に急接近して来るのだ!
相変わらず王子に対する自分の気持ちをつかみかねている比奈、やきもきしながらも比奈をやさしく見守る王子、そして何やら秘密をもっている白川--三人の関係は学園祭当日にどんな結末を迎えるのだろうか?
愛玩王子 ~白の怪盗 片瀬由良著 凪かすみ画 小学館 499円
◇著者プロフィル
榎本海月/ライター。「ライトノベル・データブック」(雑草社)などに編集協力として参加。「活字倶楽部」でも書評執筆中。
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最終更新:2月21日20時30分
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何だかナぁー
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