後悔はいつまでも

昨年の夏に苗場で出逢った人が忘れられない｡

彼女が生活しているであろう地域へは仕事がらみでときどき訪れるものの｡

そこは大都会､出逢える可能性なんてとてつもない低い｡

それでも､そのあたりに来たときは､つい彼女の姿を探してしまう｡

もし仮に目の前に現れたとしても､苗場の夜の数時間を一緒に過ごしただけなので｡

まったくまわりの環境がちがう中で､おたがいをしっかり認識できるかもわからない｡

ただひとつ言えること｡

もう一度逢いたくてしかたないよ｡

思い出はきれいにしまっておけるようなﾀｲﾌﾟじゃない｡

彼女はきっと今年の夏もまた苗場に行くだろう｡

もう一度逢えることを願って､ｵﾚも行くよ｡

二度と後悔しないために｡