- 名前
- 埋葬虫
- 性別
- ♂
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- ひさしぶりに書き直してみたぞ。うっひゃっひゃ
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いよいよきたか
2008年01月25日 00:51
文脈が、どうも記憶からぬけおちているな。
そうだな。俺は鎧を着せられた。なにか、非常に身近な、それこそ、仕事場とか、地区のゴミ収集活動、というレベルで、俺達は徴集されている感じか。
鎧と、本物の、剣。山間の道を通過し、あるいは突如雑居ビルだらけの新大久保めいた場所などを通過し、ブツブツ文句をたれながら、やがてある場所へ到達。天井の異様に低い、終夜営業のミニシアターめいた場所だ。ステージには、ごちゃごちゃと人の群がおしかけて、ライトアップされる狂乱状態に俺は目をみはる。
みんな、鎧を着ていた。目は.........狂気一色。どうやら、これから、我々は、ある理由により、二手にわかれて、「戦争」をとりおこなう、事になる、という事が、まるで北朝鮮のブロパガンダ映画のような文脈で、絶叫調に通達された。
目が完全にイってしまってる、なにかこの「集まり」の責任者。こいつがまた鎧兜に身をかため、ピストルを片手に、スローガンをわめきちらした。
何がおぞましいって、そいつやら周囲で狂気にかられ金切り声あげてるおっさんやら若造が、吉祥寺なんぞでそのへんをふらふらあるいている、適当に着かざって談笑する無邪気な「一般市民」である事だ。
日常生活と、これから開始される、理由不明の殺し合い。それが完全に、地続きなのだ。
殺し合いと、日常が、地続き。ここポイントね。このおぞましさ。殺戮への直結を洞察できぬ、絶叫し狂乱する一般市民。
で、それははじまった。
俺は、ここへ出向くときに、極めて重量のある、本物の日本刀を手渡された。これで、戦国時代の白兵戦とほぼ同様の、生なましい殺し合いが開始されるから、その中で、身をまもれ、と、なにか重おもしくいいわたされるわけ。
で、いきなり機銃を乱射する前方のおっさんに、俺の横の野郎の頭がふっとばされる。血糊と肉片が、シアターの座席にぶちまけられて、俺は、その機銃乱射のガイキチ野郎を、もうなにはともあれ切り殺さんがため、俺の刀をまさぐるんだが、はい、お約束。
刀を、わすれてきてるんだな。(笑)
無駄死。まさに、このまま訳わからん殺し合いの中で、フツーな連中が口から血泡ふき出して、バタバタ殺されてる。銃の乱射音を背後にききつつ、俺は全力で、まさに惨殺屍体の俺をイメージしつつ、無闇にはしるのだ。
山の上の建築物の群。わらわらと出てくる人の波は、機銃や日本刀で武装する、善良な市民からなる意味を喪失した殺戮の軍団。きのうまでお互い目もくれることなく、吉祥寺を散歩してた連中。
田圃をつっきり、古い神社の拝殿を血でぬれた足でかけぬけ、俺は、逃げる。
(つづく)
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