司法試験ってo(^-^)o

難しいってイメージありますよね？

確かに、最難関の国家試験の１つなので、難しいことは難しいんでしょうけど。

どんな問題が出題されるかというと、↓のような問題が出題されます(>_<)


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　Ａは、Ｂ所有名義で登記されている建物（以下｢本件建物｣という。）をＢから賃借して引渡しを受け、本件建物で店舗を営んでいる。Ａは、賃借に当たってＢに敷金を支払い、賃料もＢに遅滞なく支払ってきた。ところが、本件建物は、真実はＢの配偶者であるＣの所有であり、ＣがＢに対し、Ｂの物上保証人として本件建物に抵当権を設定する代理権を付与し登記に必要な書類を交付したところ、Ｂが、Ｃに無断でＢ名義に所有権移転登記を経由した上、Ａに賃貸したものであった。
　以上の事案について、次の問いに答えよ（なお、各問いは、独立した問いである。）。

１　Ａが本件建物を賃借してから１年後に、Ａは、その事実を知ったＣから本件建物の明渡しを請求された。Ａは、Ｃに対し、どのような主張をすることが考えられるか。

２　Ａは、本件建物がＢの所有でないことを知った後、Ｃに対してＢとの賃貸借契約が当初から有効であることを認めてほしいと申し入れたものの、Ｃは、これを拒絶した。その後、Ｃが死亡し、ＢがＣを単独相続したところ、Ｂは、Ａが本件建物を賃借してから１年後に、Ａに対し本件建物の明渡しを請求した。
（１）　Ａは、Ｂに対し、ＢがＣを単独相続したことを理由に本件建物の明渡しを拒絶することができるか。
（２）　仮に（１）の理由で明渡しを拒絶することができないとすれば、Ａは、Ｂに対し、どのような主張をすることができるか。特に敷金の返還を受けるまで本件建物の明渡しを拒絶すると主張することができるか。

（平成１８年度第２問）
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どうでしょう？笑

これを約６０分で２２行×４ページの答案用紙に書きます。

Ｃは「自分の持っている家にＡが勝手に住んでるんだから出て行け」と言いたいと思うのは一般的に考えられることでしょう。

これに対して、Ａはどう反論しますか？というのが問１で聞かれていることです。

ごく簡単に言えば、Ａは「借りてるんだから住むことができて当たり前」と言いたいということになります。

これを法律的にどう主張するのかを書けばいいという問題です。


問２は、ＢがＣを相続しているので、ＢとＣが同一人物となったのと同じ状態が生じています。

そうすると、ＡとＢの間で、Ｂが持っている家をＡに貸すという契約が成立したのと同じといえそうです。

しかし、Ｃは、Ｂとの間で結ばれた契約を有効であると認めてほしいとのＡの申し入れを断っていますので、この点をどう考えましょうか？ということが（１）で問われています。


（２）では、Ｂが敷金を返すまでは出て行かないぞ！とＡが言えるかを中心に考えなさいという指示です。

敷金は部屋を借りたことのある方なら聞いたことありますよね？関西では保証金と言われることが多いですね。で、敷引き〇万円という形が多いみたいです。あれ、ぼったくりですよね？笑

例えば、保証金３５万円、敷引き２８万円の契約だと、出ていくときに最高７万円しか返ってこないということになります。これが保証金ではなく敷金３５万円だったら、もしかしたら３５万円全額返ってくる可能性もあるのに。
　
話を戻すと、Ａの言い分が認められるためには、Ｂから出て行けといわれたときに、ＡがＢに敷金の返還を請求できる必要があるということになります。

そこで、敷金返還請求権はいつ発生するのかが問題となるのです！

大雑把に言うと、こういうことを堅苦しく書ければ合格できるのが司法試験です。

ちなみに、論文試験は６科目各２問、全１２問あります（笑）

論文試験の前に、３時間３０分で６０問の５肢択一式試験があります。これに合格すると論文試験を受けられます。論文試験に見事合格すると、口述（口頭で問題に答える）試験を受験することになり、これに合格すれば法律家への途が開かれます☆