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りはびり

2007年10月23日 23:56

りはびり

おれがかつて味につてい書いた長大なる文章がある。これは、中世テンプル騎士団アルビノ派とよばれる性魔術を駆使する密教後継者をもって任づる、

ある

ネストリウス派の修道僧によって、随所に「しるし」がうめこまれた、きわめて精緻につむぎあげられた暗号なのだ。

俺は、階下のフラッシュメモリーユニットオンラインし、その生物以前のうごめくオートポィエシスの数々に、くりかえし、きわめて性的な、挨拶をする。そうして、そうだ、やつらがバックエンドの巨大なメモリー空間に蓄積する画像やら関係やらに、そおぅっと、あの「芳香」を挿入してやるのだ。さて、そこからが問題。

分子プログラムは、バイナリ構造ではない。したがって、シリコンチップ内に実現されるバイナリシステムの巨大なかたまりが、かの有機活動へのテンポを、4億年以前の海水のうちにあらわれたあの奇跡を、実現し得るとは、考えにくいのだ。

え、なんでつかあ?

いや、だからこれリハビリだから。

もうね、昨晩おもちかえりの男子中学生の席巻まみれの尻に、俺の内視鏡がつるりとホバリングした瞬間、それは「出」たのだ。相撲のぶつかり稽古のような、あの首筋の死の集中をな。

きみ、きみ、これからだよ。その膿のような涙を、赤いシーツにたれながす八方向に、わだかまる、その汲み取りトラックを、

運転席を、よく見な。俺が、いる筈だよ。俺は運転手。よだれながしてキミを見てるから。

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