電車の達人。

毎朝の通勤が苦痛で仕方なかったのですが

最近は楽しみ方が分かってきたようです。



今日は、若者とバアチャンの戦い編。

相変わらず朝の電車は込んでますが、シルバーシートに

若造が偉そうに座ってました。

次の駅でバアチャンが乗ってきました。

まあ元気そうなバアチャンなのですが、若造の

前に立ち、若造をしっかりと見つめ威嚇し始めました。

『どけよ、コラっ』って勢いでじぃーと見てました。

若造は寝たフリをしたり、目線をそらしたりして

でも結局席を立つ気配をみせません。

するとバアチャン諦めたのか、持ってた重そうな

荷物を棚にあげ、立ったままウトウト。。。

若造は安心したのか、こちらもウトウト。。。

しばらくして、駅が終点に近づいてきました。

車内アナウンスを聞いたバアチャンは徐に

棚に上げていた重そうな荷物を取ろうとしました。

若造も目を覚まし、バアチャンの動きを目で追いながら

幾分勝ち誇ったような顔してました。


すると、

何を思ったのか、バアチャン、その重そうな荷物を

空中で手から離してしまいました。

重たい荷物は重力に逆らうことはできず、まんまと

若造の顔面へ。。。

若造、めがねをかけていたのですが、泣きそうな顔に

なって壊れためがねを心配そうに見てます。

バアチャンも『ごめんね、ごめんね、大丈夫』なんて

声をかけてます。

周りの人達は、笑いそうになっているのを堪えながら

その様子を見てます。

若造、さすがに気まずかったのか、怒る事もせず

壊れためがねを持って電車を降りていきました。

その後にバアチャンの顔を見ると、ニタァ～。

笑ってやがる。


恐るべしバアチャン。アンタは達人だ。


見事な復讐劇を見させてもらいましたｗ


教訓：シルバーシートは譲るべし！