３００万円の夢

僕は毎朝７時に自転車で出勤します。

職場で一番下っ端の僕は、
先輩達が出てくる前に、
お湯を沸かし、コーヒーを入れ、
先輩達の机を拭き、先輩達が出勤してくるのを待ちます。

先輩達が出勤してくると、
灰皿を階段の踊り場にセットし、みんなでコーヒーを飲みながら、
勤務時間開始前に色々と雑談をします。

今日の朝の会話です。(ちょっと要約しました)
(先輩Ａは先輩Ｂの先輩です(笑)、僕から見るとベテランさんです)

先輩Ａ：「いや～、昨日の夜、夢見ちゃってよ。」
先輩Ｂ：「何見たんすか?」
先輩Ａ：「いや、ロト６で当選する夢なんだけどさ。」
先輩Ｂ：「ぉ?　俺も見ましたよ、１等当選の夢。」
先輩Ａ：「え、何、一緒かよ?」
先輩Ｂ：「それが変なんすよねぇ...。」
先輩Ａ：「何?」
先輩Ｂ：「ロト６買うとき、ぴーすが後ろにいるんすよ。」
先輩Ａ：「マジで?、いや、俺もそうなんだよ。」
　僕　：「何ですか、それ(笑)　偶然でしょう?」
先輩Ａ：「いや、２人同時に同じ夢見るのは正夢っぽいぞ。」
　僕　：「そんなの信じませんよ～。
　　　　　僕は今日も残業しないと仕事終わりませんし。」
先輩Ａ：「そんなの明日やれ。
　　　　　今日は一緒にロト６買いに行くからな。」

自慢じゃありませんが、僕は超がつく現実主義者。
一部の意見によると、出会い系でエッチ大好き奥さんと不倫に
持ち込む確率の方がロト６より低いらしい(先輩Ａ曰く(泣))
のですが、ロト６の当選確率は約７００万分の１。
(いや、ホントだいたいです(笑))

フツーに考えて当たる訳ありません、そんな確率。
(買わなきゃ完璧に０だというのが彼らの言い分です)

朝の雑談と言うことで終わりにしたかったのですが、
もし１等当たったら３００万円くれるというので(笑)
仕方なく付き合いました。

僕は別に何する訳でもなく、
先輩がロト６買っている間後ろでぼーっとしてただけ。
まぁ...これで先輩が１等当てたら、
３００万円貰えるのを考えたら、安い買い物なんだろな...。

それより、
僕は残業しなきゃいけなかったのに、このお陰で定時退社。
明日は今日の残業分もまとめて仕事しなきゃいけないので
これで外れたら先輩に仕事手伝って...くれる訳ないか、
あの先輩に限って(泣)

結果は明後日、金曜日だそうです。