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中高生のデモ再び

2007年11月29日 09:15

オランダの学校で今、まだ不穏な動きがある。 今日も8時のテレビニュースで伝えられていたのは、先週あたりからオランダ中高一貫校で学生達がストライキをして授業をボイコット、それぞれの町の市役所前広場あたりで集会、デモを行う、というようなものだったのだが今晩のオランダ議会でもし討議する余地なし、文科省が中高校の授業時間の見直しをする必要なし、と結論が出れば金曜日にはかなり大規模なデモ政治首都ハーグでありそうだ。

学校側もこの事態に各保護者に回状をまわし、それを巡って今晩も我が家で夕食のテーブルを囲んで娘とこの回状に対してどのように対処するかを巡って頭を寄せることとなった。 学校側はこの日は通常の授業を行うこととし、しかし、生徒の意見を尊重して、もし子供がデモに行くならこの日を普通の欠席と扱うこと、ただしそれには親と子供が連名の休日願いを学校側に届けること、そしてそこにはその日の生徒の行動の結果に対して学校側には一切責任が無いという条項がついていることとなっている。

娘はニュースで報道されている全国の学校の状況を自分の学校と比べて生徒代表がいうことに賛同して今の状況には満足ではないようで、ほぼ全国高校生徒連盟というような組織の主張には賛成の模様だ。 だから自分の意見を政治に反映させられるなら同様な意見を持つ友達と誘いあわせて議事堂近くの集会に出かける方向なのだが我々親としても娘が生徒達の討議、意見交換に参加しその後何事もなく行進してこの間社会見学で議事堂内部に入った場所まで歩いてくるなら、という条件をつけた。 

娘達はデモを放っておいて近くのデパートファッション小物を漁ったりカフェーで駄弁るようでは休校願いの意味が無いからでそれには家人が目を少しは光らせる必要もありそうだ。 けれど、高校生といえども自分のカリキュラムについてそれが政治と結びついていることを認識する上でも政治参加する機会があればそれはそれは将来にも社会的政治的に考える芽となり得るので親としても反対する理由は無い。 我々夫婦にしてもこれまでのんびりした日曜午後の散歩的なデモに参加したこともあるし、湾岸戦争の折には寒い冬のアムステルダム運河を巡って数万人の中で歩いたこともある。 
 
オランダ教育システムは一口には説明できないが、それは在日オランダ大使館広報サイトに簡潔にまとめられていて、児童は概ね小学校6年生時に全国共通学力試験を受け、それによって進学の学校が決まり、ほぼ将来の進路が決まるというわけで、もちろん個人能力の発育の程度によりその能力に応じて後ほど他の学校に変更できる、ということもあるのだが、大体のところは全国で13ある大学に入る18歳の青年の割合で言えば大体20%弱程度、ということになるから、青年の大部分がそれぞれ将来の職種をめざしてさまざまな学校、機関で勉強しその後、職に就くようになる。 この20%の高等教育はともかくとして80%のための中等教育が社会の基盤をつくることとなる。 そういう意味では中高校の問題は無視できない。

小学校(幼2+小6=8)、中高校(中3+高3=6)、大学というのがオランダの大体の仕組みでこちらの中学校とよばれる中高校は日本の中学校高校が合わさった形である。 だから紛らわしさを防ぐために中高一貫校としておこう。

今、自分の若いときを顧みると、60年代後半の高校時代、70年代前半の大学時代政治状況の中で、高校では卒業式での君が代斉唱国旗掲揚にたいしての抗議行動、というところまで進み、学校側と最後まで討議、協議を行った経験のある者としては子供が今、何かを政治的に主張するという経験の途上にあるのを見るのには当時の我が身を振り返って時代と国柄の違いも合わさって複雑な思いが湧いてくるのを禁じえない。

オランダ大使館広報サイト(オランダ教育
http://www.oranda.or.jp/index/japanese/culture/education.html

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