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愛とSEXで世界を救う映画
2007年09月30日 11:15
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愛とSEXで世界を救う映画『ショートバス』
9月14日14時44分配信オーマイニュース
映画『ショートバス』(C) 2006 Safeword Productions LLC
9.11から6年。ブラウン管越しに、まるで映画か何かのような現実味のない情報として受け取った日本では、その衝撃は忘れ去られゆくようだ。が、アメリカ国民ー―とりわけNYに住む人々にとっては、未だに大きな痛みであることはまちがいない。
人々が他人と知り合い、交わることを怖れるようになったNYで、「過激」な性描写を用いながら、人々に愛とSEXの重要さを再認識させ、傷ついた心を癒すような映画が誕生した。
現在、国内で公開中の話題作、『ショートバス』である。
マドンナに楽曲使用をオファーされるなど、世界中を席巻したROCKミュージカル映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル監督の待望の新作である。『ショートバス』は、7人の男女(そのうち4人がゲイ!)が織りなす愛と救済の物語だ。
映画の中で見られるオーガズムは、演技ではなくすべて本物! というふれこみに違わず、冒頭からリアルな(人によっては目を覆いたくなるような)SEXやオナニーがこれでもかと繰り広げられる。(当然、『愛のコリーダ』並みにボカシだらけ。情報伝達に支障を生じるこの種のボカシが早く無くなることを願う)
ストーリーは概要にとどめよう。
心の問題を抱える人が多くなった9.11後のNY。音楽やお酒、自由な語り、心と身体を解放するようなSEXにひたれるアンダーグラウンドなサロン『ショートバス』がNYの街に希望の灯をともしている。
人々は、それぞれに深い苦悩を抱えながら、一縷の望みを託して『ショートバス』に集う。そこでは誰も疎外されたりしない。必ず自分を見てくれてる人がいる、思いを寄せてくれる人、救ってくれる人がいる……。(『ショートバス』とはアメリカで大多数の子どもたちが乗るロングバスに対して、障がいを持った子どもや異常な天才児などが乗る短いバスのことを指す)
お金を絶対的な価値(勝ち)基準として、単一の生き方を押し付けようとする、危険な風潮が世界を覆いはじめているが、SEXの前には社会的地位も年齢も性別もセクシュアリティも人種も関係ない。貨幣ではなくSEXこそが、万人に共通のコミュニケーション手段なのだ。そして幸せで豊かな人生とはお金をたくさん持つことではなく、愛を知ることだというメッセージが、この時代だからこその説得力でひしひしと伝わってくる。
もっとつきつめて言えば、「人はひとりで生きていけるのか?」「愛は可能なのか?」という、ある意味、『新世紀エヴァンゲリオン』とも通底するようなテーマを、壮大な神話や仕掛けの代わりに様々なSEXをメタファーとして用い、リアルに表現した作品とも言える。だからこそ、胸にズシンと響く。そしてそこには、ゲイ監督らしい、過剰なキャラクターとオシャレな音楽、笑い、愛情がたっぷり盛り込まれていて、まったく退屈することなく、楽しみながら、感動とともに観ることができる。だからこそ、素晴らしい! と拍手したくなる。
この映画は何も、遠い国のおとぎ話ではない。
9月16日までは自殺予防週間と謳われているが、先進国で最も自殺率が高い日本は、実はアメリカなどよりはるかに深刻なコミュニケーション障がいに陥っているのは明らかだ。
誰かを愛することができない、誰も信じられない、頼れる仲間がいない、生きているという実感に欠けるーーそんなあなたは試しに観てはどうだろう。きっと人生観が変わるような経験になるはずだ。
タイトル:『ショートバス』
2006/米/監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル/配給:アスミック・エース/シネマライズほか全国順次公開中
(記者:後藤 純一)
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最終更新:9月14日14時44分
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哲学的でもあるネ
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