無題

気が付けば、貴方から貰ったモノ、言葉で埋め尽くされてる自分。

薄い優しい言葉も、

「いらないから」の言葉をわざわざ添えてまでくれたモノも。

ソレは、すべて貴方の欠片。

貴方が捨てた欠片を拾い集めて、貴方に包まれてる気になってみても。

欠片ばかり集めても、貴方にはならない。

好きだと言ってくれた長い髪も、大きい瞳も、

今となっては不要なモノ。

それすら「貴方の欠片」だから、どうするコトも出来ない。

そう、自分ですら「貴方の欠片」。

貴方が捨てた欠片の１つ。

｢大事にしてくれてた」という欠片が残ってる。

「貴方の欠片だから大事にしなきゃ」という気持ちと

「今更大事にしてもしょうがない」という気持ち。

大事にしないと、例えソレが欠片でも大事にしないと。

貴方との繋がりが無くなってしまいそうで、怖いのです。