趣味は読書、いまさらクリスティー

何がきっかけかはっきり思い出せないが、「ポケットにライ麦を」(ミス・マープル)を読んで、未読の本は沢山あるのに、もう5、6作続けてクリスティーばかり読んでいる。
今、中学生くらいの誰かが、ミステリーに夢中になり始めて、同じようにクリスティーを読んでいる人がいるかもしれない。
何しろハヤカワで100冊くらい文庫本が出ていて、ミステリーだけで50作以上あるだろう。
比べるのに意味はないが、光文社文庫の江戸川乱歩全集が30巻、角川文庫の横溝正史がやはり、50くらいはあるだろうか。
この年で、新しく夢中になる作家が出来るとは、逆に幸せかもしれない。
分別臭く、訳知り顔で、文学や作家を論じるより、偏っていても、興味のあるもの、好きなものに突き進んだ方が幸せである。
熱し易く冷め易いから、いつまで続くかは分からないが、今のところ、どれもとても面白い。