楽しい

楽しいってどういう気持ちだったっけ


物事に楽しそうに取り組んでる人を見たり
誰かと楽しく話してる人たちを見るといつも思う

インターネットの世界を見ると
そういう人たちをたくさん見て
それらとあまりにも遠くなっている自分に気づいて
ダメージを受けてしまうようになった
なんでみんなこんなに楽しそうなんだろう
何で自分は独りぼっちなんだろう

自分が空っぽすぎる
虚空だけ見つめて何時間も過ごしてしまうような
何もなせない人間と誰が近づきたいと思うだろうか

かつて自分の周りにいた人たちは
どういう気持ちで自分と接していたんだろうか
界隈の付き合いでいただけだったのか
一緒にいて疲れるような振る舞いや言動も多かっただろうから
自然と離れていったのかな

例えば誰かと仲良くなりたいと思っても
それが普通は一朝一夕にできないことぐらいは知っている
関係性というのは一日にしてならず
壊れるのは一瞬なのにね

一人で何かを初めても
それはただ、楽しかったころの思い出を反芻しているだけなんじゃないか
一人ぼっちになっても見なかった振りしているだけなんじゃないか

自分で言うのもなんだけど
大人になってかなり周りの世界が見えるようになった
趣味や技術の世界で上達向上するためには
俯瞰的客観的な視点で自分や場況を見つめて考え続けることが不可欠だからだ
そしてそれは同時に自分が何もない人間であることを
嫌というほど突きつける結果にもなった
楽しくありたくて努力したら楽しさが無くなっちゃった


楽しいってどういう気持ちだったっけ