デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

実体験

2024年06月21日 04:41

私の実体験談を。
怖い話なので、嫌いな人は読まない様に!

今から約20年ぐらい前の話です。
その時、私は、とあるパチ屋で班長やってました。ひと月で昇進したのでボーナスも出て舞い上がっていましたね。
しかし、当然アルバイトや私よりも経験の長い社員からネチネチとした嫌味を言われたりしましたが、その時は私は完璧な健全者。
憂さ晴らしは近くの飲み屋で「1人酒」を楽しみ、美味しい物を食べ嫌な事を忘れる様にして過ごしてました。 しかし、メンタルはやはり長く持たないもので、上司から文句を言われ、下からも無視され段々と孤立した時、深夜2時過ぎに、近くの公園ブランコに座って、揺られながらコンビニで買ってきたアルコールとツマミを飲んだり食べたりして、タバコ(現在公園喫煙はダメです!)を吸って夜空を眺めていた時、公園に不釣り合いな「石碑」を見つけたので何気なしにブランコから降りて見に行きました。
「供養塔」と彫られていた小さな石碑。
公園だから事故か何かあったのだろうと流してまたブランコまで戻って、もう一本タバコに火をつけた時に晴天だったのにいきなり雨が降り出して近くの物置小屋の下に避難。
ついてない時はついていないなって、濡れたタバコを捨てて(これも今はダメですが空き缶に捨てました)、新しいタバコに火をつけました。
目の前に人影が!
タバコを落としそうになりましたが、そのままタバコを唇にはさんでゆっくりと吸った時、雨なんて降ってなかったみたいに辺りから音が消えました。
さっきの人影は見間違えだろうと、今度はそのまま物置小屋下で飲み始めた時、隣にレインコートが置いてあり「こんなのあったかな?」と、少し周りを見回した時、子供の影が。
私は昔から霊感は高く、さっきの供養塔はこの子達のか…?たちって??
酔ったかな?とも考えたけど、「たち」の意味をすぐに知らされました。
周りに子供の影が沢山…
いくら霊感強く見慣れていてもやはり怖い。
しかし自分自身の精神不安定もあり、1番やってはいけない行動の「知らない人への同情」をやってしまい、その子供達の影がゆっくり、少し空中浮遊したみたいな感じでフラフラと確実に近づいて来ました。
私は、意識を保つ事に専念して、その影から目を離さない様にしていました。
その刹那、左耳に大人か子供が分からないノイズの様な声が「危ないよ、、、」と。
右から今度は「火は気を付けないとね、、、ね?」と、さすがに意識を保てないと頭を振ったら全部の影が全て消えて、焼けた匂いと遠くからサイレンの音。
そこで、ブラックアウト
目覚めたら病院のベッド。
二日間ほど意識が回復しなかったらしいです。
医者から、少し火傷の跡は残るけど命は助かると言われて、何故こうなったのかを何とか声にならない声で聞いたら、「あなたは昨夜、公園の物置小屋の近くで倒れていたのだよ?覚えていない?レスキュー隊がもう少しでも遅かったらその声さえ失っていたかも知れないよ?本当に覚えていないの?」と、私は声が出せない理由が喉の内部火傷だと思い、筆記会話を頼もうかと思ったら「動かさない方が良いよ。全身火傷だけど軽度で済んだのは奇跡に近いよ。少し前に降った通り雨とあなたの頭を濡れたレインコートが守っていなかったら、顔も大やけどしていたかも知れないし、喉も完全に火傷、、、下手したら肺まで焼けて死んでいたかも知れないよ?」と。
鎮静剤か麻酔か分からないけど、その直後また意識を失い数日間経って、声も出せる様になりことの成り行きを聞いてみたいと願ったら、レスキュー隊の人が説明に来てくれる事になった。
その隊員の話は以下の内容でした。
隊員「あなたが見つかったのは、公園の石碑近くで頭から濡れていたレインコート羽織って?いや、被されていたのか?とりあえずそれで、頭部は守られ命を奪われる事は無かったと思います。しかし右足太ももに大きなアザが残る火傷したのだけは、不幸中の幸いかも。しかし、少し前に通り雨とはいえ凄い雨が降っていなかったら、、、、。そう言えば通報を受けたのは雨の直後と聞いていますね。それと、ブランコ周辺と物置小屋周辺に子供と思われる足跡が多数見つかっています。心当たりあります?、、、、まだ、記憶が曖昧ですか?無理せずにしてください。……あと残念なお知らせになります。今でも大丈夫ですか?」と、私の頭の中は石碑とレインコート、子供の霊体の事でいっぱいでしたが、この事は伝えても信じてもらえないと思い黙って私は「…続けて下さい」と片言に近い言葉で伝えたら、、、、
隊員「…気を落とさないで聞いて下さい。あなたの勤務先◯◯店舗が同時刻不審火がありました。」、私は凄い表情になってたらしいです。
「やはり、やめますか?この話は?」と言われたので「いえ、続けてください、、」とお願いしました。
医者が何かの薬を渡して、隊員が水と一緒に渡してくれました。
「痛み止めと、化膿止め、、らしいです。それを飲んだら話します」と、少し私は時間をかけて4錠の薬を何とか飲み込んで隊員へ向き直り「…続きをお願いします」と促しました。
隊員「では、少し話を戻して話します。昨晩あなたが倒れていた公園火事と同時刻、あなたの勤務先から不審火による火災発生との通報が警備会社より入っていました。店舗は大丈夫だったみたいですが2階部分、そうです、あなた達社員の宿舎と食堂が全焼。発火元は、食堂ガスコンロ付近、、かも知れないとの事でした。」、、、「かも知れない?」と私が聞き返したら「まだ検証中なのですが、ガスコンロは元栓が閉まっていました。確認済みです。ガスコンロ付近が凄く燃えていたのは、コンロ下の棚の中にガス缶、持ち運べるコンロ用のガス缶があったからだと。1番の発火点はあなたの部屋らしいのです。しかし、あなたは公園で発見されています。火傷はしていますが…。」
私は1番気になった質問を聞いてみました。
「他の社員は大丈夫なんですか?!」声が昂っていたかも知れません。
隊員は「偶然ですが、昨晩は台の入れ替えで深夜帯まで皆さん働いていたのが幸いして、負傷者はゼロ、、、、、です。あなたを除いては。あなたは仕事終わりにみんなで飲むために買い出しに行った?間違いありませんか?」
私は凄く変な顔になっていたと思います。新台入れ替えで番長の私が買い出しに行く事は考えられないからです。混乱しました。
その事をそのまま伝えました。
レスキュー隊員は「あなたが言い出したらしいのですよ?社員全員の話も聞いていますが全員一致しています。社員が誰も見舞いに来ないのは恐れているみたいなのです。上司が自ら、班長にはキツく当たり過ぎたかも知れないって。」そこで、外からのノック音。
隊員が出てくれて、そこで何か話してから私の方に来て「話す相手が変わります…お身体をご自愛ください!」と丁寧に対応して俗に言う制服組「刑事」へ変わりました。
社交辞令的な挨拶の中で警察手帳を見せて警部である事、名前は〇〇、鑑識1人を連れて来た事を話して、真っ先に「あなたの会社から貴方宛の手紙と封筒を預かって来ていますので先ずは…」と渡して来た手紙と封筒。
手紙には見慣れた店長の文字で「給与と謝罪、そして解雇通知」私を見舞い来ない理由もこれで分かりました。
給与の入っている封筒を横のテーブルへ手紙と共に置いて、刑事と鑑識へ向き直り「…なにか?」と聞きました。
刑事「これは放火、及び殺人の疑いのある事件………」、そんな事は分かっている、発火点を私の部屋にしたのも大体誰がやったのかも分かったが話す理由も無いし、解雇通知された以上関わりたく無かった。
刑事も自分の考えを話して来るだけ、つまらない話。その時間帯に私自身公園で……!
公園は店舗の左上高台にある。その先にコンビニが何店舗かある。
そんな事を考えてる時、鑑識から「これは、あなたのではありませんよね?子供用ですからね。大人用だったらあなたはもっと軽い火傷で済んだのに…。話がそれました。このレインコートに見覚えは?」とビニール袋から焼けたレインコートが出て来た。間違いなく見た。公園で。物置小屋近くに置いてあった事、何故、公園に立ち寄ったのかは自分でも精神脆弱だったからと濁し、話をした。
鑑識「…そうですか、医者貴方鬱病のなりかけ、精神的に不安定と聞いています。 しかし、何故このレインコートを頭だけ守ったのですか?足は酷く火傷されているのに?」、、、、、その理由を知るにはあの場所へもう一度行かないと…とか考えている時に鑑識が「これ、あの公園で亡くなったお子さんの物なのですよ…」刑事はまだ何か言いたかったみたいだが睡眠薬を飲まされたみたいで私が眠った時に医者が追い返したらしい。
退院まで2ヶ月ぐらいかかった。
その時には私は解雇されているから多額の医療費の為、刑事給与封筒を投げつけたかったが我慢した。医療費解雇された店側が全て支払うとの事。
退院する時、真新しいバッグの中に薬と着替えを詰め込んで真っ先にコンビニへ。
多量のお菓子と線香とロウソクを買って、公園へ向かった。
コンビニへ行く時に「入るな!〇〇警察」の立札と数人の警官とすれ違っていた。
そして、公園に入る前に警察事情を話して中に入った。
空気が変わった。 あの夜の雨が降った後の子供と思える幽霊?影にあった、あの空気に。
しかし、私は「お礼」に来たのだ。
周りの警官が見えない、やはりここは違う空間なのかも知れない。
周りに子供の影が寄ってきた。
その影に向かって全員に頭を下げて、供養塔へ向かった。
!!!
流石に焦った。本物の子供が、、、いや、こちらの世界の子供がいた。レインコート羽織ってニコニコしている。
私は、一礼だけして先ずは供養塔へ袋ごとお菓子を置いた。その後、蝋燭立てに蝋燭を立てて、火を付けようとした時、あの時と同じノイズの様な声で「、、危ないよ」って聞こえてその後、子供の女の子の声で「火、気をつけようね」と、、、私は「蝋燭も消して、線香も灰皿の中で燃やすから大丈夫。あの時、助けてくれてありがとう!」そう言いながら、蝋燭に火をつけ、線香を半分に折り蝋燭で火をつけて線香の香りがした時、線香から火を消して灰皿内に納めて、改めて心の中で「あの時、公園へ呼んでくれて、その後の火事からも救ってくれてありがとう!」と合掌しながら、全員にも「ありがとう!」と願い、線香が燃えるのを見つめて数分経った頃、空気が元に戻る前、レインコートを着ている子が耳元で囁いて消えた。

「、、、、、シ、ネ、ば、よ、か、っ、たのに、残念、、、、でも、供養してくれてありがとう。そして、サヨナラ」
空気が戻った。車の走行音や警官の話し声などが聞こえる。
警官に「用事は済みました、ありがとうございます」と一礼して、店舗(解雇された)を避けたいのでコンビニ側に向かって、そこからタクシーを呼んだ。
近くの駅までと頼んで、少し時間が掛かると分かっていたのだが運転手とも話す事なく駅に着いた。
運転手が会計の時「これから、お子さんと遊びに行くのですか?気を付けて」と……
地縛霊は人に乗り移り移動する時もある、そんな昔の話を思い出した。
行く先はその時の実家。
そして、祖父母、若くして亡くなった父母の眠る納骨堂へ…。

少しは楽しめましたか?
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます(^^)
文字数制限なしだったら詳細も記載したかったかな?
感想とかもらえたら嬉しいです!!
最後に、「これは実話です」。
嘘だと思う人は、短編小説とでも思って下さい。
お付き合い、ありがとうございました(^^)

このウラログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

かずゆき

  • メールを送信する
<2024年06月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30