趣味は読書、そんなに力は必要ない

かなり前に録画しておいた「歯磨き」に関するテレビ番組を、今日見た。
汚れを落とすには、ゴシゴシ力任せに歯ブラシを動かすのではなく、むしろ軽い力で小刻みに丁寧に磨く方が、歯ブラシの毛先が歯間に届いて、よく汚れが落ちるという。
筋トレをするのに、バーベルを上げたり、ダンベルを上げ下げしたりするが、何も負荷をかけていなくても、筋肉に力を入れるだけで訓練になるという。
ミニマリストという人達がいて、必要最低限の物で暮らしている。
幾つか本になるほどだから、やはり一般人よりは特別なのだろう。
漫画家の中崎タツヤという人の、「持たない男」というのを、前に読んだがこの人のはまた尋常ではなく、寝床に布団さえなく、枕だけとか、本文以外の本のページの余白を、全部切り取ってしまったり。
こうなると、必要不要でなく、減らすこと自体が目的になってしまっているようだが、それでも人は生きていける。
しっかり動けるだけの体力があれば、他者を脅かすほどの力は必要ない。