趣味は読書、罰当たり

さだまさしの「雨やどり」という歌の歌詞に、「そこは苦しい時だけの神頼み」なるフレーズがある。
他の人はどう感じるか分からないが、僕は日本人の宗教に対するスタンスをよく表していると思う。
受験が近づくとお百度を踏んだり、普段行かない初詣でに行ったり。
クリスマスをやり、正月を迎え、成人式をやってから、バレンタインデー。
先ごろも、ハロウィンで盛り上がっていた。
こんな国は、無いだろう。
そもそも、八百万の神などと言っている国なのだから、一つや二つ外国の宗教が入ったって大丈夫だ。　
しかし、江戸時代、キリスト教は迫害された。
これも、神など本当は信じていない証拠である。　
もし、信じていたら、たとえ自分の、信じていない宗教の神であっても迫害など出来ない筈だからだ。
こうなるとニーチェのような結論になってしまうのだが、これは微妙でしかも確かめようのない問題なのでこのままにしておきたい。