ビッフェにて

ビッフェ、旅情を誘う言葉だと言うと、若い人達は何じゃそりゃあ??となる人も多いでしょう。

狭いこの国で、兎に角この国の皆さんは忙しなく働くのが大好きで、兎に角出来る事なら高速化してしまう節がございます。

その昔、ＪＲがまだ国鉄だった頃から、昔の新幹線や長距離特急には必ず食事や、軽食を楽しむ事の出来る食堂車やビッフェが連結されておりました。

このビッフェ、私は大好きでして、時折仕事をほっぽり出しては温泉にしけ込んでしまう事が大好きな私としては、車も良いのですが、乗ったらボーっと出来る電車の方が俄然好きです、特にこのビッフェに行って昼間からビールを飲みながらひたすらボー、の、シチュエーションが、非日常を手に入れた安堵感、これからの旅の高揚感を感じながらビールの苦味を胃に流し込むのがたまりません。

今の新幹線や飛行機（国内線）だと周りの真面目にしている方々に引け目を感じて呑兵衛になるのはおこがましくて。

コロナの出口が小さく見え始めた今日この頃、又そんな楽しい旅が再び出来ればと切に願ってしまいます。

私の知っている人達にも、楽しい非日常から、元気な活力を得て欲しいと思います。

今朝のお仕事ドライブ中に松任谷由実さんのビッフェにてを聞きながらふと思った次第です。