愚か者、粗忽者、「まだ人間じゃない」

「まだ人間じゃない」はフィリップ・K・ディックの短編集のタイトル。
昨年の11月にスマホを新しくしてから、愚かにも先月の初めまでで、スマホを3台失くしている。
いずれも電車の中で、ズボンのポケットに入れて座っていて、立ち上がった拍子に、ポケットから滑り落ちたのだと思う。
座席がクッションで、音もしないし、すぐに下車してしまうので、降りて暫くしてから気づくのだ。
暑くて半袖のシャツを着ていて、胸のポケットが浅いので、前屈みになると落ちそうなので、ズボンに入れたのと、僕は電車では本を読むので、スマホはいじらないから気づかないのだ。
そして、どれも出て来ない。
1台目の時は、補償サービスで、2台目の時は、頭金を現金で払って分割。
3台目は、分割が組めないので、今度は一括で端末を買わないと電話が使えない。
とても一括で買えなかったので、10月3日から電話無しで、三週間ほど過ごしていたら、友人が機種変更した後の古いスマホを譲ってくれた。
しかし、これが古すぎて、OSのバージョンアップがネットで出来ない。
結局、ネットに繋ぐことが出来ず、電話しか使えなかった。
そして、昨日家電量販店で、型落ちのスマホを一括購入した。
まだ、設定は全て済んではいないが、このサイトには入れた。
現代でスマホ無しに生活するのは、困難である。
最初から持っていなければ話は別だが、携帯電話を持って以来、腕時計はしなくなったし、目覚ましも天気予報も、テレビ番組表も全てスマホである。
ゲーム、動画配信、音楽、日記、読書記録、写真。
全てスマホであり、その他にも使うことがある。
大袈裟に言えば、スマホがないのは、人間じゃないような感じだ。
とても惨めである。