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menstruation

2019年07月07日 07:10

"生理があるから妊娠できる"は勘違い
現在、「結婚適齢期」や「高年初産」という言葉は死語になっていますが、実は妊娠には「妊娠適齢期」があります。
女性ライフスタイル人生設計が変わり、結婚適齢期がなくなっても、「妊娠適齢期」や「分娩適齢期」には、まったく変化がありません。平均寿命に関係なく、女性生殖年齢は大昔からまったく変わっていないのです。

たとえば、生理があるうちは妊娠できると思っている人がとても多いのですが、とんでもない勘違いです。だいたい閉経の10年前から妊娠できなくなります。排卵がなくなった後も、卵の周囲の細胞が10年ほどホルモンをつくり続けるので、それで生理があるだけです。

肝心のまともな卵はなくなっているので、妊娠には至りません。だいたい51~52歳で閉経しますから、41~42歳が妊娠の限界のところです。もちろん、閉経も人によって10年ほどの幅があるので、妊娠可能の上限にも幅があります。それでも、35~45歳くらいの間に、健全な卵としての消費期限というか、限界が訪れます。
生理があるから妊娠できるは勘違い 人間の平均寿命が80歳になろうが、40歳が30歳の若さに見えようが、閉経の年齢は延びていきません。卵巣の寿命も大昔から変わっていません。江戸時代なら、女性は閉経するあたりで死んでいました。20年前なら35歳以上でお産する人は高齢出産ということで心配し、それなりの姿勢で対処したのが、今は35歳でも心配せず、40代でも普通に妊娠出産できるという錯覚をしています。40代で赤ちゃんができたという有名人の例も珍しくありませんが、たいていはそれなりの努力や治療をしているはずです。

医学はとても進歩して、体外受精や顕微授精という高度生殖医療も進み、出産までのプロセスでの危険を防ぐ医療も進化しています。その一方で、勘違い錯覚のために、みすみす赤ちゃんをもつチャンスを逃している人が増えています。妊娠できた人でも、もうちょっと早く来院してくれていたらもっと楽に妊娠できたのに、という人も非常に多いのです。とてももったいないことです。
生殖年齢=妊娠適齢期を延ばすことは、ドクターにも現代の医学にも超えられない壁です。その厳しいともいえる事実を知ることから、すべては始まるのです。

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