- 名前
- 片翼の天使
- 性別
- ♂
- 年齢
- 56歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 肌と肌の触合いっていいよね 好意を抱く相手となら、手を繋ぐだけでも感じてしまう。 得...
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【お題日記】甘い一夜の思い出
2018年11月30日 15:09
あれは学生時代、携帯電話なんてなかった頃の話です。
ちょっと長いけどお付き合いください。
付き合っていた彼女とクリスマスにデートをする約束をした俺は、イブはバイトすることにした。
が、シフトのミスで人員に余剰が!
心優しい俺は、後輩に勤務を譲りせっかく出勤したバイト先を後にした。
お!そうだ!
時間できたし、俺が突然訪問したら彼女は驚いて喜んでくれるに違いない!
俺はさっそく、花束持参で彼女の家まで車を走らせた。
40分後、独り暮しの彼女の家に到着。
メリークリスマス。
バイト無くなったので、会いたいから来ちゃった!
今年のクリスマスはずっと一緒にいよう。
用意した台詞は完璧だ。
これなら誰でも服を脱ぎ捨てて抱きついてくるに違いない。
よしっ!
ピンポーン
…。
あれ?
ピンポーン
…。
彼女もバイトだったかな?
まぁいい。21時には帰ってくるだろう。
あと一時間だ。
21時半
あれ?
そこは閑静な住宅街。
近くの公園の脇に車を停めて、俺は彼女の帰りを待った。
22時
あのぅ、車のエアコンがあるとは言え、いい加減寒いんすけど…
冷えきっちゃったよ。
彼女帰ってきたら、一緒にお風呂に入ろう。
うん、決めた!
23時
…。
…。
寒い…
これは、もう帰るべきなのかもしれない…
とりあえず、ホット缶コーヒーを買って様子を見に行ってみよう。
ピンポーン
…。
部屋の電気も点いていない ○| ̄|_
よし、今日は帰ろう!
彼女、大丈夫かな。
怪我して入院とかじゃ無きゃいいけど。
ん?
車の鍵どこだ?
あれ?
ヒーーー!
!!(゜ロ゜ノ)ノ
車に刺したままだよっ!
しかもジャンバーも車内。
閉じ込めてしまった( TДT)
深夜の住宅街、薄着で公園のブランコに座り途方に暮れる男。
冷めた缶コーヒーを口にする
男は言った
このコーヒー、甘いなぁ
以上、甘い夜の思い出
結局、業者よんで車の鍵は開けてもらった。
痛い出費だったよ。
で翌日会った彼女は、
えっ?
来たの?
ごめーん、友達とクリスマスパーティーしてた!
数年後、その彼女と結婚したので良い思い出となったが、離婚した今では恨みでしかない!
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