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望月の 欠けたることも なしと思えば
2018年11月23日 21:05
この世をば
わが世とぞ思ふ 望月の
欠けたることも
なしと思へば。
まあ、こんな歌を詠んで残すような奴はロクな奴ではない訳ですが。
http://news.livedoor.com/article/detail/15638129/
今日がこの歌が詠まれてから千年目の夜だそうです。
色々考えさせられますな。
この歌を詠んだ時の藤原道長は権力の絶頂にあった訳で。
自分の思い通りにならないことはない、と思えばこそこんな歌を詠んで遺した訳で。
もちろん、そんな権勢が長続きする筈もなく、藤原家はその後衰退して
…と歴史の教科書には書いてありますな。
ところが。
これがそんなことはなく、というのは国史を客観視すれば一目瞭然です。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=272054
しかし。
歴史は進化した、というか。
藤原道長の時代、ウハウハの気持ちで月を眺めていたのと同じ気持ちで月を眺め得る現代の権力者がいるとは思えません。
例えば習近平。
権力は盤石どころか、常に暗殺を恐れ、江沢民派の逆襲を恐れ、疑心暗鬼で心が安らぐ暇もないでしょう。
例えば金正恩。
他国にたからねば維持できない寄生国家。恐喝と犯罪だけで国を維持している変態国家。常に側近を粛正して恐怖政治を敷かねば安心できない、それでも安心できない裸の王様。
アフリカには前時代的な疑似帝国が複数ありそうですが、それでも援助やら賄賂がないと国を維持できないのは変わらないでしょう。
そう考えると世界は少しずつ民主化されている、ということでしょうか。
藤原家の末裔には今こそ、存亡の危機我が国を救うべく奇手を繰り出して欲しいものです。
このウラログへのコメント
えーと。
うちのお不動様にぴったりな一句をお願いします。
なんか読んでて笑いが出てきちゃった。
うちの会社の裸の王様は、お不動様。
> ☆mina☆さん
お不動様か。それは正に井の中の藤原道長状態やな。
阿呆がそんなポジションにいると皆が迷惑するよね
一応国文科卒の私は穿った解釈をしましたよ
望月は完成系だけれど、古より太陽とは異なり月はいずれ欠け、また満る流動的な物と捉え
「今は我が世ではあるが・・・」自慢と不安の交錯の顕れ。。深読みすぎね(笑)
> ヤヨイさん
はああ、なるほど、そんな見方があるか。気がつかなかった。
でも考えてみたけど、やはりこれは我が世の春を自賛しただけの歌に思える。
> ヤヨイさん
満ち欠けがあればこそ、その夜の満ち満ちた月を自らの権勢に喩えて歌った訳で。道長には永遠に欠けない月に見えたのでは
それでも奢る藤原は久しからず、にはならなかったのが藤原の凄いところで
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