趣味は読書、ブレードランナー2049

30歳くらいの頃、入院した。
6人部屋のベッドには、それぞれ小型のカード式テレビが付いていて、動けない僕は、テレビばかり見ていた。
衛星放送で「ブレードランナー」をやっていて、それを見た。
ディックの原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」は、読んでいたと思う。
手離してしまったが、「ブレードランナークロニクル」という3つのバージョンの入ったDVDも、一時期持っていた。
最初、プリス役のダリルハンナが好きだったが、最近レイチェルのショーンヤングは、本当に美しいと思うようになった。
さて、「ブレードランナー2049」を借りて見た。
人間とレプリカントの子供がいたというのが、この映画のテーマになっているが、その子供が自分ではないかと思った主人公のライアン・ゴズリングが最後、違うと分かっても、デッカードを実の娘に会わせるのは、一作目でルトガーバウアーのレプリカントがデッカードを救うのと似ている。
何度か見れば、細かい部分に気づくのだろうが、返却期限が決まっているので、一度しか見られないが、ライアン・ゴズリングは最後に自分が一時確信したデッカードの子供で人間かもしれないというアイデンティティも、バーチャルな恋人も職も失いどうしていくのだろうかと、そんなことを思ってしまった。