敗戦記念日の締めくくり

さて、短い夏休みの日、NHK特集をもう１つ録画しておいた。

それは、731部隊の実録である。
言わずと知れた満州国で日本軍が設立した細菌部隊を指す。当時、中国人や朝鮮人の捕虜や民間人を彼らは丸太と呼び、人体実験、生体実験を行った。
生きたまま加圧室に入れ加圧、減圧して、肉体がどのように挫滅して眼球が飛び出し吐血して内臓が破裂して死ぬのか。妊婦にストレスを加えると胎盤への血流はどうなるのか、殺戮したあと胎児はいかにして死ぬのか。生きたまま零下の屋外に晒したら、どのようにしてどの程度の凍傷になるのか、どのようにして凍死するのか。ペスト菌や破傷風菌に感染させたらどうなるのか、青酸化物に代表される毒物を飲ませて殺したあとすぐに解剖して内臓がどのようにやられるのか。
骨折させたり、切断した四肢はどのように腐りどのように死ぬのか。

ありとあらゆる生体実験を、捕虜とした中国の民間人を対象に行った。

部隊の中心は、京都大学の医学部卒のエリート医師たちである。教授が主導、今の金にして数百億の年間予算が組まれていた。

それだけの戦争犯罪を犯しながら、彼らの多くは罰せられることなく、戦後の日本の医学会に戻り大いに活躍？し生き延びた。他に、慶応大学と東京大学医学部卒のエリート医師もいたが、NHKの取材に対して、両大学ともわからないと回答、知らぬ存ぜぬで全く責任を逃れている。

さて、どう、思いますか？

アメリカによる最大規模の生体実験が、終戦直前に行われました。それが原爆です。何万人もの日本人相手に。彼らは、同じ西洋人のドイツ、イタリアではなく、劣等的東洋人の日本人だからこそ、平気で日本各地を空襲して原爆を落とし、実験したのです。
そう、日本人は彼らにとって、丸太だったのです。