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スパムメールに気をつけて

2007年04月09日 20:02

第三次世界大戦勃発」のデマユーザーをだますウイルスメール



 「第三次世界大戦勃発」「米国がミサイル空爆イランと開戦」――こうしたデマのタイトルが付いたマルウェア付きスパムが出回っているとして、SANS Internet Storm Centerは4月8日、注意を呼び掛けた。

 一連のスパムメールには、「米国が第三次世界大戦開戦」「米国がミサイル攻撃、2万人以上のイラン市民が死亡」といった過激な見出しが付けられている。さらに「video.exe」「movie.exe」あるいは「readmore.exe」「news.exe」といった実行形式ファイルが添付されており、見出しファイル名につられて添付ファイルを実行してしまうと、マルウェア感染してしまう。

 この添付ファイルの実態は、「Email-Worm.W32.Zhelatin.cq」(Kaspersky/F-Secure)や「W32.Dref.A」(Sophos)などと名付けられているワームだ。Sophosによれば、感染するとウイルス対策アプリケーションが停止されるほか、マスメール型ウイルスの動きに忠実に、自分自身を電子メール経由でばらまく。さらに、ほかのマルウェアダウンロードも試みるという。

 ネットワーク管理者としての対策は、実行形式の添付ファイルゲートウェイ側でブロックするよう設定すること。ウイルス対策ソフトでの対応が始まりつつあるため、定義ファイルを最新の状態にアップデートすることも有効だ。またユーザーとしては、たとえ興味深いタイトルのメールであっても、添付ファイル、特に実行形式の添付ファイルは実行しないよう注意することも重要だ。

 なお、第三次世界大戦勃発というデマをえさにユーザーをだまそうとしたウイルス付きのスパムメールは、2006年11月にも登場していた。

このウラログへのコメント

  • てつお 2007年04月09日 20:04

    スパムは本当減らしたいですよね。ネットの帯域のかなりの部分を使われてるらしいし…

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