- 名前
- けー3
- 性別
- ♂
- 年齢
- 41歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- 久々にトップ画像を変更 天の川ですな
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サンタのあるホテル
2015年11月13日 21:37
地方への長期出張を始めてもう早半年が過ぎた
俺は最寄り駅のビジネスホテルをねぐらにして仕事に出ているのだが、
地方とはいえそれなりに開けていて、夜になるとなにやら怪しげな光を放つお店や、
派手な髪したおにーさん、厚化粧のおねーさんが付近を闊歩しているのを見かけることができる
その中でも特に印象的なのが、入り口のエントランス屋根の上に
馬乗りになっているサンタクロースの彫像があるホテルチャペルなんたら…
って建物なんだが、これがまた夜になるとひと際怪しい光を放つ
まあ一目見て我々の様なビジネス客や、家族連れが来るようなホテルではない事は
明らかなんだけど、そこで俺は更に輪をかけて衝撃的な光景を見ることが出来た
最近の寒の入りや空気の乾燥にやられて、午後半休を取った時の話なんだが
フラフラになりながら薬局によりつつビジネスホテルに戻ろうとした時に
そのホテルチャペルなんたらの前を通りかかったんだ
そんな中、向こう側から恐らく付近の高校生だろうか…いや高校生にしては
やたら幼く見えたけど…カップルがこちらに近づいてきた
そしてすれ違いざまの彼女が放った言葉がこれである
「(聞き取れない)~~~今日は大丈夫」
このサンタの前でなければこの言葉にこれ程の衝撃は持たなかっただろう
熱もあったっぽかったのでかなり意識が遠のいていたのだけど、
一気にそんなものは吹っ飛んだ
一呼吸おいて振り返る
二人は当然のようになんのケレン味もなく
サンタさんの股下をくぐりホテルの中へ…
おいおい真昼間からどいうことだよ
大体学校はどうしたんだよ
そんなことを思いつつ俺は「ビジネス」ホテルに戻り薬を飲んで横になる
…
……
奴ら今頃何やってんのかな…?
まあそりゃヤってるか
寝付くまでの間の少々の瞑想時間に、とんだ邪念もいいとこである
これ、両親が知ったらどう思うんだろうな…
フケたのか知らんが、高校生が真昼間からホテルにしけこんでるとしたら
しかも今日は大丈夫っておい
こちらについても何が大丈夫なのかは知らんが
こないだ職場の人が娘さんが今度東京の大学に入りたいって言ってるけど
仕送りできるかな…、みたいな悩みを言ってたので余計にセンチな気分になる
とまあ、ここまできて気が付くわけだ
あれ?なんで俺、
視点が完全にお父さん側なんだ?
俺は30を迎えてからも実は心の奥底で「まだ若いまだ若い・・」
みたいなんが確かに何処かにあったが、ここに来てようやく悟ったね
もう若くねぇ
羨ましいとか、ちくしょーとか思う前に、
マジでお父さんお母さんどう思うんだろってのが最初の感情だったのを
確かに覚えている
まあ風邪のせいもあるんだろうが、これが10年前の俺なら
そんな事は考えもしなかったんじゃないかな
別に俺は健全な青少年を育てる会の役員でも何でもないんで
自分で責任とれればある程度はいいんじゃないのって感じなんだけど
ごく自然と自分がお父さん視点になっている事に驚いている
これが、風邪でヘロヘロになった挙句に
高校生の情事を目撃して悶々としている
日記を放置しまっくたおっさんの最後の言葉です
このウラログへのコメント
おっさん、ダイイングメッセージやめて!
まだ風邪で死ぬ年齢じゃないから安心して養生してください。
高校生カップルはサンタの股下で待ち構えて叱っておきますからね。安心して。
> ろざらいーんさん
なんとか治りました 笑
ホントに叱ってやってくださいよ…でもなんて言おうかな
俺がやったら言葉に詰まってなんとも情けない姿になりそうだ
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