- 名前
- ぶだい
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- 年齢
- 55歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- いい歳をして未だに女性は謎めいた存在 だから尊敬もするし大切にしたい 騙されてもいい...
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エロティシズム文学
2015年10月07日 19:32
サド侯爵の作品がそれまで断片的にしか伝わっていなかった物が
全集という形でフランスのガリマール書店から出版されたのが恐らく20世紀初頭
人生の大半を牢獄で過ごしそこで書かれたサドの小説は当時の文学者達にかなりの衝撃を与えた
サドの作品はなんだかんだいって全部読んだけれどもスゲーなこいつの妄想は・・・
このサドの熱に当たった文学者達が戦中戦後のかけて立て続けに匿名小説を発表した
「マダム・エドワルダ」ロード・オーシュ著
「眼球譚(目玉の話)」ピエール・アンジェリック著
「閉ざされた城の中で語るイギリス人」ピエール・モリオン著
「O嬢の物語」ポリーヌ・レアージュ著
今現在書店で手に入るのが以上の四作品
先の二点の作者はアンドレ・ブルトンに20世紀の神秘家と言わしめたジョルジュ・バタイユ
三点目が幻想小説のなかでも作風が変わった物語を書いていたアンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ
最後が女流作家なのだが未だに正確には判明していない、とあるドキュメンタリー番組で作者は自分であると名乗った女流作家がいるが発表当時に囁かれていた名前とは違い真実は定かではない。
「マダム・エドワルダ」を最初に読んだ時の衝撃は今でも忘れられない
文学性という意味では「O嬢の物語」が一番優れている
パリに旅に出た時にカルチェ・ラタンの古書店で「マンディアルグの本を探している」と言って大抵出されたのがこの「閉ざされた城の中で語るイギリス人」で日本で言う文庫本。結果「ミュゼ・ノワール(黒い美術館)」の初版本を手に入れた。
現役のフランス文学科の学生ですら読んでいないバタイユやマンディアルグに夢中になっていた理系の学生どうなんだかなぁ・・・
このウラログへのコメント
> Just call me Fさん
o嬢の文学性は究極です
今の世ならば隷属の証に墨は要らられますよ
メイル拝読後昨夜即WIKIしました
o嬢翻訳が澁澤!
バタイユには太郎氏、三島納得です
お知らせのこちらのログも拝読致しました。
これは興味がありますね~!取り急ぎ御礼迄
> erosuさん
バタイユの「エロティシズム」という著作は澁澤が三島に読んで欲しかった
しかし事件が起きてしまった。
いずれの著作も読めば実戦にも役立ちますよ(笑?)
左様でございましたか!
三島に、ね~
三島って実は超どMだった件は勿論ご存知ですよね。
澁澤が、、、そうでしたか~
あーーーほんと読みたいです
> erosuさん
澁澤にその気はなかったですが三島に恋していたはずです
自らの翻訳家デビューとなるサドの本の帯に三島に推薦文を頼んでいますからね
「エロティシズム」は是非澁澤訳で!
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