Mへの道-その8｢出会い・・Aさん｣

Aさんからメールがきたのは、1月の初めでした。

「舐め犬に興味があります。・・」

メールはそう始まっていました。

私がログに掲示していた条件に対し、彼女もいくつかの条件・・撮影無しなど・・を提示され、その後は、お互いフリーメールでのやり取りが始まりました。

そのようなメールがくることなど当てにしていなかった分、これから始まる・・いえ開けるであろうMの扉にドキドキしながら、お互いの希望を話し合いました。

私からは、舐めに徹すること、ストッキングにブーツを履いてきて欲しいこと、お互い病気がないこと、そしてお金のやり取りは一切しないことを、彼女からはただ全裸になって欲しいことを・・

お互いなぜかすんなり了承し合い、2週間後に都内のS駅近辺で昼間会うことになりました。

当日は午前中ということもあり、お互い少し遅れはしたものの、とあるファミレスで・・待っている間、どんな方がくるのか・・その時の緊張感は今も忘れませんが・・ドキドキし、いろんなことを想像しました・・
ただ最後は、こんなに話がとんとん拍子に進んだことに、そんなうまい話はない、大方少しポッチャリした、歳はそれなりにいっている、あるいは水商売かなんかしてそうな、果ては家出してるような方なんだろうな・・と悪いイメージばかりが頭をかすめました。

しかし驚くことに現れたのは、その辺りの通りを歩いている普通の大学生くらいの方だったのです。
背は低めで、スタイルも細く、スカートから覗いた脚がとても綺麗なその可愛らしい彼女に、私は驚くと同時に、私の希望したとおりの格好をしてきてくれた彼女を目の当たりにして、ドキドキ感は最高潮になっていました。

お互い緊張しつつ挨拶を済ませた後、なぜあなたのような方があのようなメールを私にしてくれたのかを尋ねました。すると彼女は何のためらいも無く、

「自分の性癖を知りたかったから。」

と、素直に答えてくれました。

その素直な答えを聞いた私は、さらにドキドキながら、その言葉に答えるために、改めて今日は舐め犬に徹することを誓うのでした・・。

つづく・・・