- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 嫌がらせを受けていたのでコメント返しませんが それでもいいという方仲良くしてください...
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心意気
2015年05月22日 15:02
アパートで暮らしていたとき、買い物帰りにおばあさんを見かけた
2週ほど前に、おじいさんが亡くなった
近所に住むおばあさん。
アパート近くの畑で、色んなお野菜を作っていた
元気だったおじいさん。
彼が近づいて、道端のタンポポをそっとちぎり
おばあさんに渡しながら言った
「いや~すみませんすみません。汽車が送れちゃって」
おばあさんは笑いながら泣いていた。
おじいさんがデートや待ち合わせに遅刻するたびにしていた言い訳だということを
後日知った。
そんな彼が、もっと好きになった。
ヴィーナスフォートに行ったとき、女神像の近くで
小さい子が彼のジーンズにしがみついてきた。
子ども「ママがぁ~!!いないぃ~~~!!!」
母親とはぐれてしまったのは私にもわかった。
彼「そんなことないだろ?さっきママ見かけたぞ?あっちあっち」
そう言いながら、子どもと私の手をつかみ
あっちと指差したほうへ行ってみた。
案の定、ママはいない。
彼「あれ?どっかのお店に入ったな?
よ~し、絶対に見つけてやる!」
そう言って、インフォメーションに駆け寄り
迷子のお知らせをお願いしていた。
お願いしたあと、インフォメーションから見える位置でずっと
彼「あれ?ママの服って今日ピンクだったよな?
あれママじゃない?」
子ども「違うよ。今日は黄色いの!」
彼「あのお店、探したっけ?おじさんちょっと行って見てくるか?」
子ども「僕も行く!!」
そんなのを5分くらい繰り返し、やっと母親登場
彼「ほら~、ママいたじゃんか~。じゃ、またな」
と言ったあと、見つかったママとの再会を喜ぶよりも
彼との別れを惜しんで
子ども「行っちゃやだぁ~~~!!まだ~~~!!!」
と泣き叫んでいた子どもを見た。
余計、好きになった。
施設の子が通う小学校の運動会に参加した。
施設の小学生は、その年ちょうど30人。
父兄参加の綱引き(全学年)、親子玉入れ(1年生父兄)、二人三脚(5.6年生父兄)、親子地区対抗リレー(全学年)、玉ころがし(2年生父兄)、肩車30メートル走(3.4年生父兄)
彼がこれ全部に、施設の子どもの父兄分出ていた。
特に大変そうだったのが、二人三脚。
走り終わったら、またスタート地点で別の父兄と組んで走るを繰り返し7回していた。
そんな彼の当日の格好は、赤と灰色の組み合わせのジャージ。
お昼までにみんなに「ウルトラマン」の異名をつけられていた。
閉会式で、学校側の計らいで
父兄なのに敢闘賞受賞。
呼ばれた名前が、本気で「ウルトラマンのおとうさ~ん」
だった。
みんな大爆笑。
私だけ一層惚れた。
電車で水戸に行った帰りに、
土浦駅で杖をついたおばあさんが階段を昇ろうとしていた。
おばあさんの横に跪き
彼「姫様、お迎えにあがりました」
と、両手を広げて話しかけてた。
恥ずかしそうにしながら、正面抱っこされ改札へ。
改札を通過した後は
彼「姫様、足元が悪うございます」
と言って、今度はお姫様抱っこで階段を降りていった。
すごく胸がキュンとした。
施設で、サンタクロースの役を彼がした。
衣装を着て、白いヒゲつけて
パっと見彼だって、誰もわからないくらいだった。
プレゼントを貰って、子どもたちはみんな満足。
喋るとわかっちゃうから、声が出ない設定だって
喋らないよう、努力していた。
無事にクリスマス会が終わって、2人でアパートに戻った。
普通にお風呂に入り、普通に食事をし
普通に布団に入って、私は眠りについた。
何時かわからないけど、物音で目が覚めた。
彼がクリスマス会と同じサンタクロースの格好をして、私の枕元にプレゼントを置いていた。
サンタクロースを信じる子どもたちのためだけじゃなく、大人の私へ同じ心遣いをしてくれる
その素晴らしい気持ちに感動した。
翌朝
私「サンタさんにプレゼント貰ったよ」
彼「お~!良かったな!!いい子にしてるもんな」
で、萌えた。
ずっとずっと、大好き。
掲載元
http://www.recordchina.co.jp/p43919.html
このウラログへのコメント
男でも惚れそう。
いちごちゃん、いつも見てるよ( ´ ▽ ` )ノ良い人だね!何かと頑張ってね!
あ、そうなんですか?良く読んでなくてすみませんでした読んでみますね
人の心に、そっと寄り添うことの出来る、素敵な彼だったんですね。俺は、気が荒いし、とても真似できないな
良かったね~
彼のお話はいつも涙が出るほど感動します
(しおりコメント)
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